寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

東方ロストワードつまんない

※この文章は信者が不快になる表現が含まれている気がする。注意してね。

そうなんです…つまんこ…。

ソシャゲ自体嫌っていたのもあるけど、なんか東方の世界観がソシャゲという汚い集金システムに汚された気がしてならない。

そうかそれだ。つまり東方はソシャゲ化してほしくなかったという嫌悪感が抜けないからつまんないと思うわけだ。ZUNさんも結婚して子供が生まれて東方というものに対する考え方が変わられたと思う。アトレ秋葉原で商業コラボした時は素直に喜んだものだが、やはり私としては東方と言うものは人知れずそっと評価されたかった。

ここから愚痴。いつもの長文。ウザいので読まないほうがいい。ていうか古参気取りマウント気取りで読む価値もないよ。

 

東方って今でも人気がある程度認知されている感じだけど、東方全盛期(私的には地霊殿2008年星蓮船2009年頃から? あの当時のコミケにおけるサークル数は並ではなかった)の頃でさえも当時の人気アニメ(けいおん化物語)などのおたくジャンルとはある程度の距離が感じられていた。それというもの東方とは同人の域であったこと。アニメは企業が手掛けていてそれが人気になればテレビ放送などのメディア媒体を通じて人に知られて認知されていく。けど東方はどんなにコミケでサークル数が増えても同人という個人の範疇にあるのでアニメのような企業などの資本力で宣伝して人気を出そうというそういうマーケティングみたいなものはしていない(出来ない)。だからメディアでは取り上げられることもなかった。ではどうして東方が人気になっていったのか。それは東方とは東方という個人の作品をメディアが取り上げることはなく、あくまでもファンの口コミから広がって人気を得てきた。企業のアニメとは違いファンがコミケ例大祭(東方オンリー同人即売会)、いわば二次創作などで盛り上げて人気を博した東方とはファンが作り上げたといってもいいかもしれない。またニコ動、SNSといったネットの力も大いに関係してくる。資本を使い声優や制作会社や広告タイアップなどを駆使して人気を求めてきたアニメなどとは違い、いわばアニメは元から完成されたものを世に送り出して、東方は最初からあったものをファンたちが手を加え続けていき東方の独自性オリジナル性を見出してきた。アニメは最初から出来上がっていた。東方は後から出来上がってきた。このあたりの考察が出来てくれば東方という人気の秘密が紐解けるかもしれない。

 

東方とはZNUが作ったのではなく、東方好きたちが二次創作などを用いて東方を作ってきた。

 

東方は人気アニメに匹敵するほどのジャンルであるにも関わらずアニメ化はしてこなかった。何故なのかは東方は特定の人たちが作り上げるのではなく東方好きが作り上げてきたもの。アニメ化という特定の人が作るモノは東方の成り立ちからすれば東方の理念、アイデンティティが崩れかねないからである(もっと理由はあるがここでは割愛)。東方の様々な解釈をアニメで解釈を固定化しては自由な創作概念が崩れ去る。「あなたの東方同人誌のキャラは東方アニメと違うところがある。こんなのまがい物だ」。アニメ化されるとしたらこうした難癖が東方創作ファンと東方アニメファンで起こるだろうし、それはジャンル衰退を意味する。

 

 

はい本題に戻ります。東方のソシャゲとは東方の創作物として認められるでしょうか。認められません。何故なら企業がかかわっているからです。同人作品に企業がかかわっている時点で同人ではないです。つまり同人主体の東方という価値観から遠い存在。ソシャゲも二次創作といえますが金儲け企業が入ってくる創作は大嫌いです。企業が手掛けるグッズとかはいいですよ。だけど…

 

ゲームはねぇっ! 東方のゲームはあの原作STG黄昏フロンティアしか認められないんですっ! 新しいジャンルを認められないこんな老害と言うかもしれないけどねっ、東方の手作り感が今まで好きだったんですよっ。資本が投入された東方なんてねっ、東方とはそういうキャラじゃないんです。金儲け度外視で楽しい人だけが楽しめればよかったんです東方は。それじゃ最初から企業戦略に特化した他のソシャゲにねっ負けるのは必然なんです!! 今更東方にソシャゲ要素を詰め込んでも無駄なんデス。東方は弾幕避けてナンボなんです。FGOアズレンみたいな要素はそいつらだけで十分で東方はSTG一筋でやってほしかった。

 

あーあZUNも人生守りに入ったなぁ。あんだけ儲けりゃ十分じゃないか。ソシャゲに版権売り渡すなんて将来何買おうとしてるんだろうか? これじゃいずれ東方のアニメ化もありえるな。聖域は守られるだろうか。

プレイした感想

・ガチャしなければ楽しめない。ゲームに金使うこと自体課金要素があること自体が大嫌いだからこの時点で詰んでいる(笑)。

・リセマラというめんどくせぇ行為自体が自分には向いていない。この時点でも詰んでる…。

・各キャラデザはいい。が、嫌いなイラストレーターがいるw(性格わりーのがいるんだよ知ってんだから俺…)。

・絵札の強化とか要素が多すぎてわかんねー。これ自体私がバカなだけで特訓が必要。

・キャラの手足とか動かして攻撃するモーションが小さくて迫力に欠ける。バトルはもっとエフェクト欲しいな。FGOの宝具演出みたくスペルカード発動時にカットイン、周辺の背景が変わるギミックとか期待してたが…それがなくて。システムの限界?

・レベル上げは楽しい。ハマりかける。けど、なんでガチャ回すのに金が要るんだよ。だから向いてないってお前はである。 

・ギロチンさんの魔理沙が可愛い。すげーお気に入り

 

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・キャラの声がみんな同じに聞こえる。耳クソつまってるのだろうか? 東方キャラはクセのある性格が多いから、なのにギャルゲのような可愛い声のものばかりに聞こえるからどうも東方キャラとしてピンと来ない。

・アリスでねーじゃん(怒)、なんだこりゃ!? ふざけんなタコオエー。

メディスンが可愛すぎる。あれが一番じゃね?

・最初だからにしてもキャラの実装数がすくねー。スカーレット姉妹、古明地姉妹がいないあたり人気キャラ後に出さないと飽きられると思ってのことだろう。私はもうすでに飽きたけど。東方はたくさんのキャラがいて面白いんだからこれは残念だよね。

・ゲームで使われる絵はトータルして可愛らしいし綺麗だし現代っ子受け(?)すると思う。そうしたものを楽しみながらプレイできたけど最初のうちだけだね。

・キャラ自体は可愛いけど可愛いだけじゃただの萌え豚と一緒。可愛いだけじゃ私はだませないぞー。今までのソシャゲのいいとこどりな内容でその辺が卑怯だなーて思う。システムもなんか中途半端で思い切ってマスタースパークで神社破壊して霊夢が発狂するギャグ要素を入れろ。

・これって昔東方が好きだったやつとかやってんのかな? 年が同じ友人に聞いたら東方自体興味なくしてたし、35歳辺りのプレイ者っていたりする? いなければ私みたいに昔の東方しか受け入れられないのかな? 

以上

 

FGOやってる奴になんでディスるって話なんですがFGOなんて最初から愛着なんてなくて単に暇つぶしの為に始めたら案外楽しかっただけ。東方のような人生を変化させたモノは自分の東方像が出来上がっているので今回はそれと異なっていたからディスっているだけです。好きの反対は無視であり嫌いではありません。本当に東方が嫌いならばこのソシャゲ無視してました。そして今回の結論からつまらないというわけです。嫌いと言うわけではないです。一番の言いたいことはお金を使うこと(ガチャ回す)への嫌悪でソシャゲ自体が私に向いてなくてそうしたらなんでもつまらないと言えます。東方は小学生とかにも人気なのでそうすると課金要素が小学生プレイに悪影響を及ぼすようでいたたまれないです。こういうゲームじゃなくてもっとサウンドノベルみたいな形をとってそこから東方の元ネタにもある日本神話や民俗伝承を学べるみたいなゲームが東方という冠をうって出てきてほしいな。それか動物の森のパクリみたいな幻想郷を楽しもうみたいな感じのやつとか。もうソシャゲというジャンルは課金ありきの考え自体捨てて欲しいし(商売だからそれが無くなることは決してないが)、それに東方がくっつくこともない。東方は今まで通り原作をこれからも出し続け同人とか音楽とかそんな二次創作でつづいていけばいい。

なんで?(殺意) 検察庁法改正

※某ホモ男優の言葉からわかる通りこの文章はネタ。閲覧数伸びなかったら消す。

あの・・・なんていうか、ていうか政治とかの話が死ぬほど嫌いなんだけどこれまで嫌々いまの政権を認めてはきてたけどいよいよついにこの薄気味悪い政権にいろいろ言いたくなった。私が政治にああだこうだいうなんてよっぽどだよ…。

あー頭悪くて詳しくは述べられないけど、黒川とか言う検察庁のえらいのが定年で退職なんだけどこいつにもっといてもらいたのか知らないが定年を延長してもっとやってくれって内閣が言ってたんだね。検察庁法では63歳が定年でなんだけど、その延長する理由って何だと思う? 

これに対して政府はそういう理由とか意味不明なんだよね。

これって怪しくね?w

別に難癖付けるとかそうではなく、一人の人間の為に今まで長きにわたってそれに従ってきた定年制度を今が今気ままに書きかえるなんてよほどのことだろ? 何か深い理由があるんだろ? すげ気になったからこういうニュースに疎いから、だからこそ必死こいて読みたくねえ日経とかジャーナル誌とか読んでみたけど後法優先主義、特別法優先主義とか言ってこの法律の改正がいかに正当で法的根拠を示しているとか、正しいのか間違っているのか

そんなの法学大学生の講習じゃねーし頭わりー私にわかるか! 知りたいのは何で今このメガネのおっさんこいつだけのために法改正すんだよ。理由言えよ。

またぁ…こういう意味不明なこと言って…。ド○モショップがジジババに解りもしない専門用語を捲くし立てて高いプランを結ばせちゃう詐欺行為アレに通じる。しょうもなく見たくもねー5chで理由言ってないかなとみたけど案の定反日クソパヨクと煽るだけ。この法案に賛成してる政権シンパの言い訳が「定年を延長するのに何が問題あるの?」

 

だから何で定年を延長するその理由はなんなんだよ(怒)。 

 

別に政府が何やろうがいいんだけど、この理由がなく法改正っていくら政治に無関心な私だって・・・私は理由なき取り決めって死ぬほど嫌いなんだよ。知らない間にコソコソ取り決められることが。まだ特定秘密保護法案はスパイから守るどうたらこうたらという軍事機密の漏えいを防ぐとかまだ分かる理由あったし。憲法9条改正もワシが大学生の頃から理由含めて論題に挙がっていたからその「何故」に納得してたけど。私が聞き洩らしてるのかなぁ…ぜっんぜんわかんね。朝日新聞では安倍政権のお気に入りである黒川検事総長にいてもらって、仲良しだから自民党議員ひいては自民党のイメージが悪くなる捜査とかはやめてね(テヘペロ)。頭を押さえて政権の悪事をもみ消すためだ、これでは民主主義の根幹が揺らぎかねない。。。と、まあこんな調子で毎日新聞も同じ。産経新聞はこの黒川が優秀だから定年延長していいのにそれに口を出すのはどうなの? みたいな論調。読売は定年が延長されるよーだけしか言わず、たまに法解釈がどうたらこうたら。

つまり何で定年が延長されたのかわからない。朝日毎日は勝手な解釈で誤解や疑心を煽っているようにみえる。だからと言って産経は前から政権べったりな論調だから何か隠してるように見えるし。検察って政府をしょっ引くことができるから普通の公務員定年の引き上げと比べちゃだめんなだよね。検察に関する法ってたしか特別法じゃなかった? だから民間の定年引上げに合わせて検察の定年も引き上げるなんてそうじゃなくもっとさぁ、慎重かつ公正なやり取りが求められるんじゃないの? あとさぁ一番思うことはさぁ、公務員の定年延ばすとその分国民がそいつらの餌代(給与)とか税金で飼うことになるんだろ? 餌代払う国民に定年延長の理由言わないのってひどくね? てめぇが延長できるのは国民の税金あってこそだろ。無給で働くならいいけどできねぇだろそんなの?w 検察って司法の枠でしょ。三権分立と言うように内閣が司法関係者と手を組むと内閣の不正が見逃される危険性があるから、そうすると汚職賄賂し放題だからね。だからアサピーの言い分に傾いちゃうんだよね。自分元から左派くせぇから。創価学会が警察検察に信者を司法試験で合格させて信者の悪事を見逃すようなことしてたのは私の大学の頃よくキチ入っている教授が言ってた(創価大学は信者を法曹関係に送り込む養成機関)。だから吉澤ひとみ(バリの学会員)は信号無視、スピード違反、ひき逃げの最強コンボでも執行猶予付いた。俺やだよこんな越後屋お代官とグルになってる遠山の金さんなんて。

この検察庁法改正に著名人がTwitterで反対と賑やかでおそらく反対の理由は政権がそうやって独裁化して都合のいいように事を運ぼうとしていると思い込んでいるんでしょう。そうやってしまうのも政権がはっきりとした理由をいわんからだ。政権にいちゃもんつけてるわけではなくて真実を知りたいんだよね。政権を支持する方は反対するのは反日行為だと言ってるようだけど、それはスーパーの老害のクレームと違うと思うんだな。私としてはいい政治してれば汚職して賄賂してノーパンでシャブシャブやっても覚醒剤してもいいけど、これがエリザベートバートリーみたいにそこら辺の農民の娘数十人かっさらって生きたまま解体しておもしれーとか、そうならなければ正直どうでもいい。要するに私の生活に悪影響が出てこないならば勝手にしてろということ。でも理由が知りたいんだよ。定年になるからじゃあ延長しましょうって、なんで今までそんな降って湧いたような話するの? 

なんで定年延長したかなんて私が考えるに単に黒川がもっと働きたくて金欲しくて政権に頼み込んだんじゃねーの? そんでじゃあいいですよってそれだけの話なんじゃねーの? と思う。国家の私物化は国民を蔑ろにしているだけで再雇用制度なだけで別に深い意味はないと思うよ。国家の私物化なんて日本含めてアジアじゃ当たり前じゃんw 歴史を振り返ろう。日本の歴史に有史以来民衆が政治を動かせたことあったか? みんな西洋の政治思想に染まり過ぎ。フランス革命がみんな好きなの? 日本に民主主義は不適合。といったキチ○イ教授の言葉が忘れられない。

ホロライブがおもしろい

今日ホロライブのうさぎみたいな奴(兎田ぺこらという)がPS2ドラクエ5のプレイをYouTubeライブ配信してたから昼ごろ見てたけど、まぁなんていうかけっこうおもしろい。

どの辺のプレイを見てたのかは青年時代前半でモンスター仲間にしてるポートセルミサラボナあたり。ちなみに私はカジノでコインをバカみたいに増やせる裏技(裏技とかサイトにある。乱数調整して簡単にできる)やってメタルキングの剣グリンガムのムチを各種仲間モンスターにデフォ装備させたらバランスブレイカーも甚だしい。ぺこらさんはドラクエ5は初プレイかな? リスナーがそんな裏技教えても野暮すぎるからな。

ていうかやっぱ30万もチャンネル登録あるVTuber。2万以上の視聴者がいるのも納得する。おもしろいもん。声だよ、リアクションだよ、ワードチョイスだよ。それと謎の語彙力。現実の女は喋ると訛りの鉛の腐った声しているのにこの子の声は声が作られすぎてる非現実的なアニメ声が心地よい。それにそこら辺の女じゃゲームプレイで湿気た反応しか出来ねーし。人気でる理由がよくわかる。あと笑い声が地味にうける。ビアンカの結婚する場面で木村カエラのButterflyを口ずさんでたけど、萌えましたw 

最近よくホロライブのやつらの配信見てる。バーチャルゆーちゅーばーで最初「おっ」て思ったのが輝夜月。あの酒焼けしたキャバ嬢みたいな声にときめいた。ああいうデリカシーがなくてガサツな女でも意外と女子力高いって私が好きなタイプだから少し前までは見てたけど、なんか飽きた。そのあと清楚のふりしてたまに女捨ててくる月ノ美兎も面白かった。ヨーロッパ企画というクソゲープレイの冷静な突っ込み(「クソ雑魚パンチやめてください」等)はツボった。が、最近淡々とした感じで(もっとキチってほしい)結局飽きた。そんでホロライブを見るようになったけどコレもいずれ飽きるだろう。けど今のところは何とか視聴に耐えている模様。

ホロライブで最初にみたのが赤井はあと。私はキモオタだからキモオタと罵ってくれて嬉しかった。そのあと東方というなじみ深いワードを取り上げてた宝鐘マリンでホロライブのメンバーに興味を持つようになった。一番思うのはホロライブのキャラって可愛いし中の人の声もプロの声優に比肩してると要するにクオリティー高いと思う。今まで見てきたにじさんじとかもそれは言ってたけどこの通り移り気が激しいからねボクは。

鬼滅の刃を支持する理由それは悪にも同情できる主人公の優しさ

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5巻 第43話182-183p 184p

 


私は鬼滅の刃の本質はここにあると思う。鬼に家族を惨殺されて妹が鬼にされた挙句大切な妹を傷つけられ奪われそうになった主人公がこうまで自分を痛めつけた鬼を庇う言葉を投げかける。ジャンプ史上多くの売り上げを誇り支持を受けたというならば私は主人公炭治郎の大いなる優しさがあったからではないかと思う、てか思いたい。この件については語りだすときりがないので手短に済ませるが、私も数多くの漫画を読んだ気がするがこれ程思いやりのある優しい主人公は鬼滅の刃以外ではあまり記憶の中にない。

善悪という二元論にも悪は絶対に悪として捉え決して許さないとする考え(絶対主義)と悪であることは認めそれを許さないとしながらもその悪になった原因に情状酌量の余地があるのではないかという考え(相対主義)がある。私は一貫して後者の側であり絶対主義は普遍的な考えではなく時として加害者をも傷つける過剰な思想だとして懐疑的である。しかし私の思いは間違いであるかのように今のネットが発達した今日、他者を思いやる優しさというのは日常生活など特にネットでは感じられないし許容の範囲があまりにもなさすぎるのだ。何か悪いことをしたら相手の反省を受け付けない過剰な絶対主義的正義が蔓延している(ラジオでの岡村の風俗発言)。許されざる問題ではあってもそれは何らかの無自覚な過失である場合がある。人を故意に傷つけようとしたわけではないのにその弁明が許されない、誤りを認めようとしない何とも共感性の乏しい社会だと感じる。悪気もなく素で間違えてしまう人を許せないとする根拠は何なのか。正義感とも違う狭量とも違う、たんに相手の落ち度を叩いてストレスを晴らしたい荒んだ性格がそうさせるのではないだろうか? あぁ話が逸脱する。

炭治郎は鬼に家族を殺されたのに何故鬼を庇うようなことをするのだろうか? その悪が必ずしも悪ではないことを知っているから。知っていてもそれで今までの罪が許される訳ではないと感情任せに押し切ったりはしない。鬼が悪になるその生い立ちに憐れんであげる、理解してあげる共感性が大いにあるからこそこ鬼は虚しい生き物悲しい生き物だとどちらの味方なのかわからないような言葉が示せるのである。炭治郎のように道を誤った人間をそうやって悪に染まった人間を何らかの諸事情があってそうなったのならば慈悲をかけてあげれる人間はいるだろうか? そんなの自己責任だ、他罰的な態度をとるな甘えるな、そんなのを許してしまえば今まで真面目にやってきた人が損をする、そんな社会は許さないと強く突き放すことのほうが今の日本社会では主流になるだろうか? 私はそんな社・会・の・ほ・う・こ・そ・許さない。

私はたとえ悪であっても悪と決めつけたりしないない主人公の宿す優しさがあるからこそこの漫画を好きだと言えるのである。慈愛と優しさに満ちた懐の大きい主人公のように私はなりたいと思うのだが、もしこの鬼滅の刃という漫画が売れたというのならば私と同じ思いであればいいなぁと思いながら一人静かに読んでみた感想です。

勝手に大河の名場面(風林火山編)

コロナでコロコロされてはたまらんと休日には引きこもって(以前からだが)何か部屋で楽しめないかと今やってる麒麟がくるという大河を見たりした。斎藤道三と息子の義龍(実の息子でない?)が問答起している回を見たが正直よくわからない。そもそも斎藤道三とかよりも三木道三のほうがピンとくる。一生一緒にいてくれやでいいじゃん、何争ってんだこのバカ父子は。

私はただ権力者同士の争いにすぎず、領民を思いやることもできない戦国大名とか嫌いです。佐倉惣五郎大塩平八郎田中正造らを尊敬して帝の土地を勝手に横領するヤクザまがいな暴力集団の頭を好きになれません。そもそも歴史自体が過去のどうでもいい出来事に関わるような学問は嫌い。過去から学び未来に生かすのが歴史だと高校の先生が教えていたが、歴史なんてただの興味関心から好きになるだけでただの趣味であり実社会には不必要。

そんな歴史嫌いな私が珍しくよく見てたのが山本勘助を主人公とする風林火山千住明作の勇壮なOPは変なコメディーを入れてこない(真田丸の真田兄弟が将棋崩ししてるアレ)正統派な作品であると顕著に物語るもの。ストーリもよく作り込まれているし、村上義清との戦いはこちらから図書館で調べてみたくなるほどに興味深いものだった。GACKT演じる上杉謙信は人間の悪しき欲を毛嫌い神仏に生きてこそが真の正しき道という史実に残る清廉ながらも自らを毘沙門天の化身だと公言するナルシストを誇張したような演技がよくできていて素敵だと思った。どちらかと言うとこの大河、謙信のGACKTばかり語りたくなる。そんなこんなでこの場面はないものかとYouTubeで探してみたら見つかった。やっぱりこの場面おさえてあったか。見つけた時に嬉しくなった。

 

 


風林火山 GACKT謙信 CUT#35

 

伊豆相模の国主北条氏康は川越野城戦で古河公方関東管領上杉氏ら率いる大軍を智謀と勇気で破り関東に覇を唱える。それまでの領地を北条に奪われた関東管領上杉憲政は越後の長尾景虎を頼る。景虎(のちの上杉謙信)は憲政の要請を受け北条討伐に向かう。景虎の威風の前に関東の氏族は景虎に従いついには北条氏康の居城小田原を包囲するに至る。しかし堅城で名高い小田原の城と名将氏康の奮戦もありいかに戦いの天才景虎でも攻め落とせずにいた。硬直が続く中、景虎に付き従っていた忍城主成田長泰が離反したとする知らせが景虎陣営に届く。景虎に忠義を尽くすとした長泰は妻で人質の伊勢までを残して帰ってしまうことに景虎の心中は怒りに震えていた。そこに伊勢が兵によって景虎の前に突き出され伊勢にこのような裏切りが続く限り戦いは終わらないと伊勢に怒号を浴びせる。そんな景虎の言葉に伊勢は・・・。

私は戦国時代は女も戦っているということをこの場面から読み取れる。戦国時代に女性に人権はない。大名の娘はもっぱら政略結婚のためにあり、時には人質として体よくつかわれてきた。そんな人であるのにモノとして扱われてきた戦国時代の女性にも男たちとも戦ってきた。この大河の場面の井川遥演じる伊勢は夫のプライドを守った。動画でもあるように夫の成田長泰の祖先は源氏の総大将として誰もが知る源義家でさえも馬から降りずに礼をかわすほどの、そんな無礼なことも平気でできるほどの名門とされていた。景虎鶴岡八幡宮関東管領に就任して街を練り歩くと関東の諸将はみなが景虎の乗る輿に跪いている中、長泰だけが先祖の古例に法り馬上から景虎の行列を眺めていた。そんなことは知らない景虎「何故平伏せぬ」と怒り長泰を馬から引きづり下ろし衆目の前で棒のようなもの(?)でうたれた。これが長泰離反の伏線である。また長泰の仕打ちを目にして景虎と言う男に関東の諸将も愛想をつかし長泰と一緒に景虎の元から離れだす。

伊勢の戦いは長泰とその先祖の誇りを守ること。そのためならば命を奪われても本望。ただ許せないのは人のこともよく知らない癖に自分は神仏の加護を受けていると自惚れして大言を吐くこと。夫のメンツをつぶされたのならば妻がその敵とばかりに景虎のメンツをつぶして見せる。これこそが戦国で生きる女の戦いである。「神仏を熱く敬うあなた様がこうも人の心(長泰が何故馬上から降りなかったのかを考えようとはしない)に無知であったとは」、「(それなのに裏切ったという事実だけで打首にするような自分を神仏だと疑わない人間)神仏が人を手打ちになさいましょうや、天罰とは所詮人間の驕りに過ぎますまい」と気丈に語る伊勢の言葉は景虎の痛いところをよく突いた正論。伊勢も最初は景虎のことを尊敬していた節があるから景虎を素晴らしい人物だと信じていた自分が情けないという失望が怒気を含み、人の心も知らない人間だったというもう一つの失望が涙として伝わる涙目の演技は息を呑む。それにしても自分を完璧な人間だと思い上がる景虎に対して伊勢の冷や水ぶっかけは強烈である。これが出来なければ女は男と戦うことはできない。何も槍や刀や弓だけで戦うのではなく言葉で戦う戦国時代もあるのかと感動したのがこの場面である。

景虎は伊勢の言葉は神仏が宿った言葉であり、伊勢の言葉こそが神仏そのものであり自分の過ちを気づかせてくれた。伊勢にこんな言葉を吐かせてしまったのは自分の罪であり長泰はじめ関東の諸将が自分の元から離れたのは当然の報いだと己の罪を認めた。この時のGACKTのなんとも哀愁に満ちたセリフとそれを示す表情が今見ても涙を誘う。人はなかなか自分の過ちを認められないもの。特に自分を正義と信じて疑わない人間なら尚更。そんな間違った正義を正せる人間は今の世の中に実在するだろうか? 私はダメだな。凡人のできることではない。

ただ、これは上杉謙信だから道理が通るもので別の武将だったら・・・。

たとえば信長だったらこう言うだろう。

「名門が大切ならば何故足利は衰退した? 何故三管領は他人に国を奪われた? 四職は今やその家名さえ保つのに精いっぱいで将軍連枝の今川はわしのような被官ごときに討たれたのだぞ。この戦国は力こそすべて。名門だろうが何だろうが力なきものは滅びる宿命ではないか。ならば今は力のある者に従っていればよいのだ。先祖の威光だけで飯が食える世の中なぞとうの昔に潰えたのだ」

とか言って伊勢を一喝するだろう。謙信は関東管領とか将軍家とかに拘わっている旧態依存の復古主義者だからそういう名門というものに敬意を示すから伊勢の説教が効いたわけで。

もしかしたら価値観の問題であり、何が正しいのかはわからないものなのではないだろうか? でも結局天下人として国を再度立て直そうとそれができたのは強いと言われていた上杉謙信ではなかったこと。その理由がそんな古めかしい古代の習慣を大切にしていたからだと思う。それとは反対に寒門だろうが何だろうが猿でもなんでも秀吉を重宝したり足利義昭からの副将軍打診も蹴るような権威秩序に捉われず常に新しい価値観を導き出した信長って実は凄いと思う。権力者は嫌いだが、何かを目指して生きてきた権力者は好き。ただそれとは別に自分の信じる義を貫く姿勢を生涯忘れなかった謙信にも心を打たれる。最初に言っていた戦国大名が嫌いと言うのはこの二人以外のことであるのであしからず。

なぜそう答える?

コロナ感染で店が休業とかイベントが自粛する中で街頭インタビューとかで「この状況をどう思いますか?」と聞かれたら

しょうがないとかしかたがないとか答えてる人いるけどしょうがないとか言ってると感染が広まったせいで自分が思い通りに動くことができなくて不貞腐れてる態度をとっているようですごく感じが悪い。感染に対して今なお正しい理解が出来ていない。それどころかこの伝染病を有難迷惑がっている人間としての傲慢さがよく示されている馬鹿の発言だと思う。

カメラを向けられて残念だと思う気持ちを述べるのでなく「そんなの当たり前じゃないか」と強く怒鳴れる私は変わり者なのだろうか? そういう発言はカットされるんだろうけどバカを宣伝しているとしか思えない。

久々に絵を描いた。江戸っ子娘

この通り外がアレだから一日部屋に。久しぶりに物を整理してたら色鉛筆が出てきた。昔は絵を描いていた。けどどうせうまくならないから、つまんなくなってやめた。努力とか嫌いなんだ。才能ない奴が努力しても才能がある奴が努力したら結局相手との差は縮まらんだろ。私が好きだったこと、そうやって感じてみたらみんな何かしかやめてしまった…。だからこの色鉛筆もういらないなと捨てようとしたけど何百日ぶりか何か絵を描いてみる。

 

 

 

 

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 fgo葛飾北斎。このキャラいいんだよ。可愛いってのもあるけど、それよりも宝具演出(必殺技みたいなの?)は富嶽三十六景の神奈川沖浪裏をつかうなんて味な真似するよなぁ。その演出に合わせたセリフもカッケー。声も男言葉なのがグー。だから描きたくなって描いた。

このゲーム自体は金払ってやるゲームなので、マジやればやるほど金かかんだよコレ。金払って強くなるゲームって正直ゲームとしてどうなん? と思うんだけど一つの考え方としてガチャゲーの悪しき風潮よりこのゲームを通じて新たな興味を持ってくれることを願う。それというのもfgoでいろいろとキャラの元ネタの偉人や各国の神話に興味を持ってもらえるならば己の教養になり得るだろうしゲームからも学べることはある。それに気づかずお金しか見えなければ残念だけど。私は新紀元社の本とかで神々のなんたらとか知りたくなったけどなぁ。あーあとあの清少納言は、なんていうか、あざといね、ああいうノリがガキ臭くていいよなー。