寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

ヴェネチアの工芸品といえば

If 海外のどちらへ行ってみたいと聞かれたらおそらくイタリアと答えると思う。もうブログのタイトルがその地名を記してるから出オチだが。イタリアはヨーロッパの中でもとりわけ芸術的に写る。さすがはルネサンス。あの地中海の温暖な気候と澄んだ太陽の光と陽気なイタリアン気質な人々が作り上げたであろう国風だから芸術が栄えないわけがない。そんなイタリアだから、芸術的にさぞ優れた「なにか」は必ずある。それが私が思うにヴェネチアヴェネチアングラス。このグラス、まるで宝石がグラスに変化したような高い装飾性を備えた作りから職人の技術はなんとも恐ろしい。これほどの技術を使わせるのは・・・おそらく、食器を使って人間はただ飲食をするのではなく、どうおいしく飲食するかを工夫してみた結果、口と同時に目も楽しませることを考えたのだろう。ヴェネチアングラスは食器でありながら同時に目で楽しむ装飾品でもある。ヴェネチアングラスの前に、さぞかし食事は楽しくおいしいものになるだろう。
そんなグラスを今回は目で楽しみたくて、10月10日にサントリー美術館にて開催されている「あこがれのヴェネチアン・グラスー時を越え、海を越えて」へ出向きました。それにしても最終日になるとは(展示は10月10日まで)、なんでこの日になるまで遅れたのだろうか? それは私用だったり競馬だったり。
ヴェネチアングラスは、その芸術的価値から国外にその技術を流出させることは国家的損失と捉え、秘密保持に勤めたらしいが、芸術の独り占めは普遍的な価値をもつヴェネチアングラスにおいて防げるものではなく、結局は「ヴェネチア様式」として洗練された美しさは世界中に名を馳せることに。グラスというと透明をイメージします。ですから、包み隠さず明示するというグラスにおける透明なイメージと結びつけるとヴェネチアングラスはまさに包み隠さず美しさを披露している。だからグラスのイメージのシナジー効果から、視覚的な美しさが率直に伝わる特筆な芸術品。そう感想を持つ今回の展示会でした。




ちなみに私はサ○トリーよりキ○ンです。どうでもいいことですが(笑)。