寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

菅総理のアレはいい

僕射菅朝臣(自分は気取って日本の官職を唐名で呼ぶ時がある)がニコニコに出てきて・・・

「ガースーです」

と言ったらしいw

 

私は最初何かの言葉の捏造ではないかと思った。そしてまず抱いた印象が、

「お前そういうキャラじゃないだろ!!」

官房長官時代から何とも面白みのないユーモア性もない、ただ単に仕事をこなす真面目な人間だと思っていたし、総理になってからは人の感情で動かされない冷徹なマキャベリストであるという思いであった。

それがそのイメージが脆く崩れ去る瞬間はこんな突拍子もない挨拶だったことは。

正直言ってこの言葉で私は菅総理にものすごく好感を持ったし、それで支持するしないかは別の問題だが支持していこうかなと思う。

私は気さくな人間が好きである。実は真面目で面白みもない人間が実は気さくだったというギャップ萌えとも言っていい、こういう人間に私は弱い。

無論批判はあるだろう。こんなクソ大変なコロナな時代に何ふざけているんだ、それでも総理か、空気も読めない変なジョークでこれでは総理の資質が問われると。

私に言わせればこういう批判はじつにくだらないしウザい。何も葬式でケツ出して踊っていたわけでもないんだし言葉というのはその時その時使い分ければいい。ニコニコの出演だからこの挨拶したわけで国会でこんな挨拶しないだろ、ちゃんと言葉を使い分けているだけだし、ニコニコ視聴者にいわばファンサービスみたいなもんだろ。このような批判はコロナ対策などを含めた国政を問うにあたって何の問題もないし、なぜならガースーと言ってコロナ患者が増えるわけでもないから。私は実務をきちんとこなしてくれるならばこういうネットとかで正直バカだのクソだの言っても構わないしそんな言葉の揚げ足をとるような陰湿で性格の悪い人間ではない。どこかのアカの政治家がユーモアの欠落したような言葉で菅総理を批判していたが、てめえの政党が特定の人間にしか支持されていないのがその批判した言葉でよくわかる。辛い状況をユーモアで包み込もうとした菅総理のやり方を批判するのであれば世の中がますます世知辛くなる。少しくらいふざけてもいいではないか。

かつて鳩山前総理が小泉政権時代の選挙応援で「宇宙人になりました」(鳩山の顔が👽ぽいのと言動が意思疎通のとれない地球外生命体みたいだと周囲に宇宙人と言われていた)と聴衆の前で言っていたが自身の渾名を面白おかしく周囲に言うことはそうした親しみやすさをアピールしている、それは自分は国民と同じ目線に置くという意思表示だと。政治家だから偉いんだ、国民は政治家に頭を下げるべきだという古い権威主義的体質を見事に破っているものだとあの当時私の鳩山氏の言動は凄く尊敬したものだ。そして今度は菅総理がそうした自分の渾名を言って親しみを訴えた。

親しみやすさをアピールすることは政治家として私は重要だと思う。ポピュリズムに融合するのではなく何かふとしたきっかけで「総理もなんか変なこと言って人間味あるんだな」と思わせられれば勝ちでいいと思う。ウケを狙って言ったのならば堅物の共産や周囲の顔色ばかり気にする公明なんかよりもずっといい。批判されるのは菅総理もわかっていたはず。それなのにあえてウケ狙いするとはやはり間の抜けた人間味ある総理だったんだなと。政治家は素の感情を出すほうが私の中ではウケがいい。

自公政権は正直嫌いだ。でも菅総理があの一言で菅総理だけは一応応援するつもり。気さくな人間が好きな私が気さくだった総理を応援して何が悪い。