我が思い出の地方競馬

水道橋駅西口を出て外堀通りに架かる遊歩道の橋を渡る。橋の上から神田川を見下ろしてみると、でっかい魚(アオウオ？わからん)が水面からその姿を確認したかと思えば、「こんな汚い水によく生息できるよな」と感心するのだが。そうして橋を渡ったらウインズ後楽園の入り口が左手に見えてくるが・・・右手には下に降りる階段がある。降りていけば、そう、そこはオフト後楽園。今更知っている方には当たり前だが、オフト後楽園とは地方競馬の場外馬券売り場である。まぁ、それはそうとこの場所・・・客層がようするになんていうか・・・別に面白がってるとか茶化してるとかじゃないんだけど、もし平日でもその場所、見かける機会があれば見ておいてもいいだろう。人生の教科書となりえるかもしれない？
私は夢もなくただぶらりだらりの大学二年生活をおくっていた。その惰性的ななにかを癒していたのが競馬だった。当時は馬券を買っていたのはウインズ浅草以外なかった。しかし、都内のウインズに興味を抱いた私はJRAのホームページで場所を調べてウインズ後楽園だの錦糸町だの新宿だの土日になれば探索していった。もっとも感動したのがウインズ汐留。あの空間では馬券を買っていても物足りないと思えるくらいに民度？が高い客層に驚いた。要するに鉄火場のイメージではなかった。うーん、ふ・し・ぎ。
そんな大学二年生の私は都心をフィールドワークと称してぶらつくのが好きだった。それをかねて、平日に御茶ノ水周辺の楽器屋にごそごそと不審的に中に入っては楽しんでいた帰りにふと平日行っている地方競馬の存在に気が付いた。「たしかウインズ後楽園のすぐ近くに地方競馬の馬券が買える場所がある」。数日前の日曜日にウインズ後楽園へ行ったとき、シャッターが閉まっているフロアの存在を気にしていたので、「ちょっと行ってみよう」。これが地方競馬に触れる最初の動機であった。水道橋駅で降りて場所に向かえば「おおー、これが地方競馬の馬券売り場か」。そこにはウインズで馬券買ってるおっさんと同じようにおっさんが何の迷いもなく存在していた。私は好奇心で中に入ろうとした。うあ・・・人がいっぱいだった。とにかく狭い空間と人ごみに正直面食らった。当然せっかく来たんだから馬券でも買おうともオッズ画面の数字を見てもピンとこない。なんだこんなの適当で人気馬と中穴馬を絡めて買えば・・・。当然当たらない。あー、まぁ最初だからと今度は固い配当を買うも結果は荒れてハズレ。???。私はなめてた。競馬新聞見て買わなきゃ当たらんだろうという思いつきよりも、なにやら中央競馬にはないな・に・か・が・あって気が気ではなかった。「素人が手を出したら危険・・・っ」。そういえばこのオフト後楽園の客層、なんかウインズ浅草と雰囲気が違っていたと感じるや、それは恐ろしい何かに変わっていった。「ここで負けることは私の競馬プライドを失うようなものだ!←笑」。渾身の総流しが当たってトリガミ(笑)。私は内心べそをかきながら初めて地方競馬で当てた馬券を機械に通して、チャリンと音が鳴った硬貨をすぐさま財布にしまうと後はそのまま家路についた。
以上が私の初めて地方競馬の馬券を買った時の思い出です。まだまだいろいろ語ることがありますが、ホントいろいろとね。こんな昔話を前置きに(それにしても回りくどい)明日は大井JBCデーなので私なりの昔話を交えてのこの予想を必要としてる人がいて欲しい。
JBCレディスクラシック
中央馬ミラクルレジェンド、ラヴェリータを軸に添えてエーシンクールディが中央馬に割って入れるかぐらいで、基本JRAの馬と地方馬では走破時計から見て実力が違っている。それ故、そうした予想にならざる負えない数字だけで判断している。注目はウエディングフジコ。ダートに戻って好走を期待したくなる。しかし複勝までとする(笑)。
JBCスプリント
今回のJBCデーの中で一番配当的に面白そうなレース。ゆえに穴狙いとしてはラブミーチャン、ナイキマドリード、ジーエスライカ―のうちいずれかは絡んでほしいところ。実力的には復活しつつスーニの前走の上りタイムは秀逸。しかし疑うならば、前走は後ろからよく届いたなと。だからそこを先行馬がいったいったの流れのなかスーニが3着でもしたら馬連等はとても魅力的な配当に。
JBCクラシック
いわずもがな。今の金利に不満を覚えている(たぶん大半の人たちがだが・・・)方はこのレースに資産を預けてみては? 俺はしないけど。そんな野暮なことは聞きたくないか・・・。どうもテラザクラウドの前走2400での上り37.1が気になる。3着はこの馬なのでは？このレース後の感想はどんなものだろう。
明日、私は私用で東京に出向きます。20・10時までは大井とかにはいられないのですが、おそらく今回の予想した馬券を買おうとしているので、まぁ当ててみたいんです。