寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

荒川アンダーザブリッジ映画にちょっと

競馬予想があまりしなくなって主体性が欠いたブログ。アクセスを調べてみると「ふがいない僕は空を見た」とキーワード検索からこのブログを訪れている方が多いこと多いこと(このブログの中では)。私が読んだ感想、はたしてあれでよかったのだろうか、「なんだちっぽけだ」と思われてないか少々心配になってしまいます。読んだ本は数日たつと「あれっなんだっけ?」と内容を忘れたりします(笑)し、ダメじゃん。ただ、生と性をド直球的に描かれたその屈託のなさには驚かされました。大丈夫、この小説は内容覚えてるし、てか読め。そういえばふがいない僕は空を見たって11月17日だとネットで調べたが、映画上映されるんだよね。うーん見るねこれ。私はブログとかでめんどくさがって書かないだけですが、映画とか小説とか見たり読んだりします。そういう感想とかは個人の感想であって、個人のモノだけにしておくので、あえて不特定多数の見られるネットで言うのはなんとなく野暮ったくて・・・。まぁ、気が向いたらブログでさらっと言うくらいで。
その気が向いたから「荒川アンダーザブリッジ」という映画の感想とかさらっといって結構グチグチいってる。というかDVD借りてきて見た。
以下ネタバレ

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この荒川アンダーザブリッジは原作は漫画で私も読んでいたので、どういうものかは予備知識があります。アニメも見ました。ドラマは深夜ですので睡眠削ってまで見るまでには至らず。ストーリはまぁ、金持ちの主人公と金星人のヒロインと荒川河川敷に住む奇怪な住人が織りなすラブコメです。映画の流れは日本有数の財閥のおぼっちゃん、リクが荒川の河川敷の開発プロジェクトのために荒川を視察。その途中エキセントリックな子供たちにボンタン狩り・・・ってあれ? 原作漫画では主人公がズボン取られてそのズボンを取り返すときにヒロインのニノが突っ込みいれて、その途端リクは荒川にドボンなんですが、映画の始まりは既にリクは川にドボンしてそこを川の中で泳いできたニノに助けられてます。そこからの流れは原作通りかな? 終盤の荒川開発を改めたリクと開発を強行するリクの父親のシーンは原作にはない切実さが映像で表れていてなかなか良かったです。リクの父親の「忘れることは覚えることよりも難しい」「それを守り通すことはできるか」のセリフが気に入りました(どういう意味かは是非DVDでも借りて知って下さいね)。
ちなみに荒川住民の村長がカッパでそれを小栗旬がやってます。ずいぶんと吹っ切れてますよね(笑)。演技はまーまあまあかな? 原作のつかみどころがないのほほんさよりも厳しい面がよく出てた気がします。桐谷美玲はなかなかはまってました。あまり抑揚をつけずに淡々と話すソレは原作のニノのイメージ通りでした。主人公リクは冷静な突っ込みとイケメン具合がグー。ちょっと不満なのがそれ以外の奇怪な住民の影が薄い、特にシスター。一番好きなキャラですがシスターもっとサブマシンガンぶっ放してもいいのに(笑)。シロ実は演技うまくね? ちっと頭がトンでる感じがしてて、原作の常識人さがなかった。あれならもっとセリフとか多くしてよ。ステラは・・・えー実は私ゴスロリ服のツインテール幼女をイメージしてまして・・・そういうの期待するのってキモいよね。ストーリ自体は正直単調でした。意味不明だけど「平和だなー」という原作の感じが伝わりづらかった。ニノとリクの恋愛の演出が前面に押し出されていると思い、ニノが結構積極的なのは恋の進展のわかりやすさを見る側に強調してますね(原作はどこか鈍感なリクとニノの微妙な距離があるが、映画ではニノのほうから一気に縮めにきている)。リクが荒川の住民と溶け込む流れもやや不自然な印象。面白くなるのはダンプやらを引き連れてリクパパがやってくる終盤でした。
ニノはどう見ても地球人っぽいのに金星人だと言い張る電波だとお思いでしょうが、素で金星人でした。空に向かって飛んでくシーンはすいません、笑わせてもらいました。ちなみに村長はカッパではありません。あれは紛れもなく人間です。あと、凄い人でした(詳しくは映画で)。
あーあとこの映画の舞台、茨城県常総市なんだよね。なんか、常総市フィルムコミッションのHPみたらいろいろロケ地として機能してますよね。これ、ロケの町じゃん、凄いぞ常総市。そういや今年、きれいな花火を常総市に見させてもらいましたが、ここで驚きが。なんと荒川アンダーザブリッジのあの教会とかあった場所のロケ地、実はあの場所で花火が打ち上げられていたというのです。???あーあーそういえばあの映画で映っていた赤い水門(?)と排水所みたいな大きな建物、花火大会で見たのと一緒だー(笑)。あの映画で映ってた橋は常総市の豊水橋(ほうすいきょうと読む)だったのかー。なんだー、荒川っていうからてっきり埼玉の熊谷あたりかと思った。鬼怒川アンダーザブリッジ(笑)。それはそれでいいよね。茨城って結構ロケ地として多いんだね。そういやテレビでやってた。河川敷を借りてロケって、国交省とか河川事務所とかからの撮影許可なんてのは・・・市(常総フィルムコミッションは市の商工観光課に属している)が斡旋すればそんな大変ではないのかもしれないが・・・・?
話が逸れました。荒川アンダーザブリッジについては原作厨(?)の私だとどうも原作と比べてしまっているので、そうやって見るとやや物足りない。うーん、可もなく不可もなくといった。でもこれ私の感想ですよ。皆さんと違っててもいいじゃない? ねっね(笑)。