寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

茨城県西から夜空に奏でる光の宴

八月十八日。この日私は常総市に向かった。それは「常総きぬ川花火大会2012」。





常総市茨城県の県西に位置している人口6.4万人。ところで常総市の地名の由来ってなーんだ? 茨城県廃藩置県前の国名が延喜式では大国格とされた常陸国下総国二つの国から成り立っていた。その二つの国名の一字「常」と「総」を合わせて「常総市」という。・・・ん? 歴史地理に詳しい方ならば疑問に思う。常総市の地図上の位置って昔の下総国であって、常陸国と呼ばれた範囲には常総市の地域が重なってはいない。なのに二つの旧国名からなる常総市とは・・・こまけえことはいいんだよ!
まぁ常総市のことはこれくらいに、実はここで行われる花火大会は何やら隠れた名花火? だそうで付き合いがてらちょっと行ってみました。
いやー見てきましたがそりゃ綺麗でしたよー。特にプログラムナンバー14番「華麗なる花火のワルツ」はワルツの曲に合わせてのスターマインは見事。地上と空中、二つの空間を使った見事な色彩の光の調。最後のほうの花火の打ち上り方はまさにヨハン・シュトラウス二世「喜歌劇こうもり序曲」のコーダのたたみかけるかのようなパッセージそのもののようで圧巻でした(うん、私なりの表現だ)。周りからも歓声と拍手が起こりました。たぶんこの花火がすべてを乗っ取った感じではないかと。でも最後のプログラムのミュージックスターマイン「光り輝く明日を夢見て」は、あの時の出来事を「あれは夢だったのではないだろうか」と覚えてしまうくらいの感動でしたね。
なんかすごくね? 正直10万人に満たないような市でこれだけの花火を見られるとは・・・見る前の「大したことないだろう・・・」という私の失礼な思惑を心からおわび申し上げます。
もう呑気に花火の感想を書いてあるこのブログみるよりも実際生で見たほうがいいですよ、花火は。皆さん、花火は見られるようでしたら億劫がらずに見ときましょう。そういったことを伝えたい気持ちにさせた一夜の幻想的なひと時でしたから。花火の美学とはあの形に残らない一瞬の美しさ。すぐに消えてなくなってしまう貴重な光。だから毎年見ておかないともったいない気がしてきます。

人々と
まもるそのかげ
遠花火
夏の名残は
秋のおとずれ

単純ながら今回の花火を見終わったもう一つの感想です。

追記として
あーあとホントどーでもいいことなんですがねー。花火見物の浴衣姿の若いアベック(古いか)を見ると思わず舌打ちしたくなるよねー。あの手をつないでいる姿見ると私は「効いてる効いてる」でした(笑)。
なめんなよ。