寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

競馬雑誌「サラブレ」の投読者投稿コーナーますざぶのおもひで

このブログの本来の成り立ちは競馬に関する事柄だったはずだ。

それがいつしか意味不明な五目飯みたいな内容に何の一貫性もなく最近はドール関連が続いている。あの頃の競馬好きが今では信じられないくらい競馬に対して無関心よりも嫌いになった。その経緯は語るにも落ちたものだが昔は今では信じられないくらい競馬が好きでその競馬趣味の中でサラブレという競馬雑誌は私の競馬趣味になくてはならない存在だった。

私が競馬に興味を抱いたのは中学1年頃にスーファミダービースタリオンであった。当時は競馬なんてギャンブルで金に卑しい汚い大人がするもんだと軽蔑していた(まぁ子供の頃の感性なんで…)。友達が一風変わったゲームをしていたのを見て興味を持った。それがダビスタ。ああ前置きの語りが長くなる、要するに競馬は中一の時に始まった。

そのダビスタのゲームとしての攻略本的な書かれ方をしていたサラブレに興味を持った。当時ガキが競馬雑誌買うのが訝しげられたので父親に頼まれて買うようなそぶりで買っていた。その過程で目に付いたのが読者投稿コーナーのますざぶ。これは今でいう大喜利みたいなもので、お題に沿って投稿者が面白おかしくネタを投稿して、まあジャンプ放送局みたいなものだと言えば通じるか。その投稿コーナーがくっそ面白くて普段ギャグで笑おうとしないつまらない感性の私が呼吸困難になるほど笑ったほど。本屋で立ち読みしてはますざぶみると笑いだすその姿は他の客にとっては不気味で仕方がなかったであろう。ただ私はますざぶというものに投稿してみたいとは思わなかった。あまりにもレベルが高すぎて私では難しいと感じたからだ。そうしているうちに高校の頃不良化した(マジです…ガチの黒歴史)ことで競馬もますざぶのことも一度忘れていた。

再びますざぶに興味を抱いたのは大学生の時。2003年10月についに私はますざぶに初めて投稿して見事ネタが載った。そのネタが競馬用語のウソ知識というコーナーでこれは競馬におけるあらゆる専門用語の意味を別の意味に捉えてボケてみるという趣旨。

エリカ賞JRA理事長の孫娘にちなんだレース名

競馬を知らない方には意味不明。中央競馬のレース名にエリカ賞というものがありレース名の由来は植物の「エリカ」からとったもの。競馬のレース名にはこうした花とか植物が由来となっているレースが多々存在しエリカ賞もその一つ(ちなみにエリカ賞は後に有名な馬が勝っているレースとして知名度は高い、よな?)。そんな本来は植物からの由来であるエリカ賞というレースの意味は実は理事長の孫娘の名前なんだよとウソついている。これが競馬用語のウソ知識の意味と成す。私はエリカ賞と聞いたら「エリカなんて人の名前じゃん」と思い、エリカといういかにもお嬢さまの可愛い女の子を想像したから、そしてJRAのレース名ならばその長のJRA理事長の孫娘の名前から想像できるんじゃないかと考え投稿した次第。これが私のますざぶデビューの最初のネタだ。ちなみに獲得ポイントは1P。己のネタがたくさん載るとポイントがたくさんもらえ、そのポイントを競って最終的に誰がたくさんのポイントを獲得したかを競うポイント制をとっていた。

それからますざぶの投稿にハマった。はがきにネタを送っては一か月後のサラブレの発売が楽しみで仕方がなかった。ネタが紙面に載るということはこれ程にまで嬉しいものなのかと感動さえもした。SPAのバカサイにも投稿したことも新聞、雑誌の和歌コーナーに投稿し採用されたこともあったがますざぶにネタが載ったことのほうがそれらと比べ物にならないくらい別格で嬉しかった。何故それほどまで嬉しかったのかはよく覚えていない。競馬が好きだったからそのネタが載ったから嬉しいんじゃない。ますざぶは自己顕示欲を最高に満たせる優れた投稿コーナーだったということか。

ますざぶでの私の実績は中堅ジョッキーくらい。一流の投稿者でもないのは謙遜ではなく本当。半年の期間中にポイントの合計を競うのだが私の最高は60ポイント台。もっと上は100ポイントが当たり前で200ポイントに迫る程。そこで私の投稿能力の限界を身に染みて覚えられさせた。どんなに自分は面白いネタを考えても絶望的な才能の差に打ちひしがれた。たしかそこから最後の頃はますざぶ投稿が面倒くさくなったんだと思う。嫉妬で自滅は私のお家芸。そんな私でもますざぶに自分のネタからコーナーかされたことが2回あった。たぶんこれは私だけだと思う1回はあっても2回はなかったと思う(ホント曖昧な記憶で間違いかもしれない)。1回はサッカーのフォーメーションの図式を競馬に関係するものに置き換える「戦えJRAイレブン」(どんなコーナかは割愛)でもう一つは、これはウマ娘よりもはるかに私のほうが先に考えてたであろう競走馬を擬人化したイラストコーナー「教えて!イメージホース擬人化」で競走馬の名前から連想した馬の擬人化したイラストを描いて送るコーナー。これが私のネタから作られたのが今でも誇りだと自負する。

 

 

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ハンドルネームは今ではKurihu だが この当時は大円舞(曲種の円舞曲が由来)という大そうな厨二ネームである。

 

今大人気のウマ娘みたいなことをそれ以前から私は構想していたこの先見性、まじで優れてね(アホ)。この馬を擬人化したイラストとはなんとなく馬名からの言葉の響きから連想されることが多かったと思う。このモンジューという馬は欧州の名馬であるが、私はこのモンジューが欧州の馬でビックタイトルを手にしているからだから外国人の紳士的で名声高い風貌をしている感じで擬人化してみた。あいにく今も昔も絵には自信はないが頑張って考えて描いた絵が採用を飛び越えて編集の方が同調してくれてコーナー化して頂けたことはとてもじゃないが嬉しくて今思い出しても嬉しい。自分のネタが載るのでなく自分のネタがコーナー化して他の投稿者が投稿してくれるこれは投稿者冥利に尽きると。ちなみにこの擬人化は美少女化と決まっているわけではなく別におっさん化したってかまわない。

こうした経緯もあってなおもますざぶ投稿を続けたがいろいろ環境や気持ちの変化から投稿が遠のいた。そんな時期一度ますざぶが終了した。投稿熱が冷めてとてもいい機会だったと私は正直喜んだ。というもの惰性で投稿し続けるのは苦痛でこれならコーナーが終われば踏ん切りがつくと考えたから。しかしすぐに投稿ジャングルと名を変えたコーナーが始まりその流れからますざぶが復活した(ポイント制は大幅に変更されれたが)。一度終わるとした取り決めが嘘だったのか? なんとなくその嘘つかれたような印象が気持ち悪くてその当時ますざぶが嫌いになったがそれでも考えを改めて新しくなったますざぶもたーまに投稿しては採用されてた。が、いつのまにかフィードアウト。その存在を今日まで忘れていた。その忘れていたことを思い出させたのがある方がTwitterで言及したのを見たその時、これで私の思いでも本当に終わるんだなと思うと悲しくなった。だからこうしてブログに記している。

ますざぶ最終回のサラブレ買うかと思うのだがもうその辺のコンビニにサラブレ置いてなくて見つけるのが面倒。確実に置いてあるところは水道橋降りたドームに向かう途中にある書店なんだけどそこまで行ってまで買う気にはなれん(ダメじゃん)。ただ私の思いでに中に確実に楽しかったと言えるますざぶ投稿、最後くらい言及するくらいの義理は果たしたい。競馬は嫌いになったことが残念だがますざぶは嫌いになっていない。行司こと近藤さん(今でも担当されてますでしょうか? 間違っていたら申し訳ありません)、今までありがとうございました。お疲れ様です。あの時の楽しかった日々本当に感謝しています。