寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

秋葉原は変わったのだろう

昼頃秋葉原から総武線で新宿中野方面行こうとしたらやたら人が多くて萎えた。奥様方がこの時勢だというのにマスクしてるにしても電車の中でベラベラベラベラ…自分の都合通すようでアレだけどシネばいいと思ったが…。なんか話盗み聞きしてみたらどうやら卒業式の帰りかなんか? それなら浮かれても仕方ないか。コロナといえどもハレの日を晴れ晴れしく出来ないのはなんともやりきれないからね。

今日ある方と喋ったことがあってその方「秋葉原って最近どうなん?」と振ってこられた。私はここで「・・・・」とするわけにもいかず一応私の感想みたいなのは言ってみた。

 

秋葉原はコロナの影響からか各店舗が閉店しテナント募集の空きが目立つようになった。

・コロナの影響は今まで外国人来日で潤いを見せていた秋葉原に深刻な影響を及ぼしている。外国人頼りの売り上げでその日のことだけを考えてきただけで未来の備えを怠ってきたツケが一気にここで現れ、外国人が来なければ売り上げが落ち業績が悪化するのは自明の理。国も国ならば個人の店側も結局外国人に頼りっぱなしだったということ。

・コロナの影響なのか知らないが新たに秋葉原でビジネスが展開されている気がする。それは既存のメイド喫茶のような女性の客引きがやたらめったら多くなった。コトブキヤのある裏通りは1.5メートル感覚でメイドもどきが突っ立て通行の邪魔になる(マジ、土日は酷い)。最近は表通りのもその女どもが進出して大黒屋がある交差点付近にたむろして執拗に通行人を逆ナンしている。これは何事? 一説ではメイド喫茶というメイドがお茶出すシステムではなく、風俗まがいなコンセプトらしいと聞く。これでは秋葉原全体が風俗街と化したということか? ヌキ、射精行為に及ぶ店はあるのか個人的には関心があるがあまりにもメイドもどきの客引きが多すぎる。警察が介入して排除してもらいたい、マンセー警察には。ちなみに私はあの客引きは往年のエウリアンに匹敵すると思うのだ。また話がそれるが宗教勧誘も多いと聞かれる。ウザい街になったものだ。

秋葉原はPCパーツとかそういった電気部品(当方はそういったことに詳しくない)やよくわからん怪しげなパーツを路上で売買していたよくわからないものが秋葉原で買えるというそんな他の街とは違ういかにもオタクくさい(そりゃ秋葉原はオタク街だが)かなり特色の高い街並みであった。アニメ、ゲーム、同人誌とオタクカルチャーを直に触れてみるのならば、オタクであるならば秋葉原に行かずしてなんでオタクと言えるのかといわれるほどオタクにとって秋葉原は約束された地であったはずだ。それは今では今昔の黄昏に過ぎない。今はそうしたオタクの街ではなくなった。コロナの影響もあるが、その前から秋葉原はオタクから解離しつつあった。UDXという不釣り合いなあんなビジネス街に建てればいいものを建てあれで秋葉原のイメージが変化した。住友不動産のビルが建ちビジネス街という色合いが出てきて秋葉原の小汚くも怪しげなそれで味のある街並み外観が一変しオタクとは相反するビジネスマンが秋葉原に流れてきてキモオタAAみたいなオタクその存在が秋葉原でが浮き始めた。それでも2010年頃まではオタクノマチというイメージはまだまだ健在だったと思う。しかしここ最近のアニメ等の大衆化が転機になる。アニメはそれまではごく限られたオタクが見るものであった。しかし今では若者でアニメというオタクコンテンツは当然とも呼べるほど誰もが享受するようになった。昔は(私が高校のころの2000年頃)いい成長したガキがアニメ見てると言ったらキモがられて迫害された。それが今では逆。アニメ見てないと話題についていけず仲間外れにされるといった昔と逆転現象が起きてしまった。アニメが一般的に受け入れられて(鬼滅、呪術が顕著な例)それに伴いアニメを見た昔のディープオタクとはいいがたいライトオタと化した一般人が秋葉原に興味本位でやってきた。こいつらが秋葉原に来たらどうなったか? 昔の深くアニメ知識に精通しているオタクとは違うそういった若いアニメに軽く触れた程度の人間が来始めたせいでそれまでの濃いオタクの街秋葉原がみんなが見ているやっているというそんな表面的な感覚でただアニメという流行の流れに乗りたかった自我を持たない薄っぺらい若いオタクもどきに秋葉原を薄められてしまった。ただ、アニメの看板出してあればいい、ただ、ゲームの広告があればいい。そうした若いオタクもどきを秋葉原が受け入れてしまったおかげで従来の気持ち悪くとも濃くてマニアックでそれが文化ともなった秋葉原のオタクとしての概念が書きかえられてしまい、こうなれば従来のオタクの街というフレーズが通じなくなる。秋葉原は昔は歩けばオタクの色やにおいが感じられた。今ではガキがやたら騒いでいるニワカオタクの街になってしまった。秋葉原というオタク色が薄れたおかげで昔から掲げてあったマニアックでいかにもオタクというそんな店は今の時代にはそぐわないものとして排除されたんだと思う。これからはこんな浅い知識しかないオタクもどきのガキに媚び売らないと秋葉原は終わってしまうようなそんな事態になりつつあるのが実に嘆かわしいがしかし…。

 

 

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↑確かにいまのアキバはおたくばかりじゃない。それは正しい。そもそもこんな前年代な人間が秋葉原にいるわけがない。こんな人間を見なくなったことが今の秋葉原の衰退を表しているのだろう。

 

・昔秋葉原に行っていた人間は秋葉原に行けば目的のモノが買えた。だから皆が秋葉原を目指した。今ではそれはネット通販でこと足りる。アキバにないものがネットにはある。これでわざわざ遠くから秋葉原に行く必要がどこにもない。観光がてらに秋葉原に行きたくても肝心のモノが置いてないのは先にも示した通り秋葉原の様変わりが原因。そして古参オタは何もないアキバに幻滅しているのだろう。

秋葉原でなんとか持ちこたえているのはらしんばん駿河屋、まんだらけといった中古オタショップでその中でもフィギュアや玩具などのホビー関連はまだまだ先は見通せているといった印象。同人関連はコロナでコミケが死んでとらのあなが閉館した通りもう同人誌はDL同人が主流になり店で売る時代ではなくなった。カードショップも強い。土日のラジオ会館はカードシップが目的のガキが多すぎる。何がそんなに魅力なのか当方は不明だが秋葉原でオタコンテンツといえばカードが賑わっている印象。

・私にとっては邪魔なだけのアキバのパチスロ。今の時代行列をつくるほどの賑わい、秋葉原に活気があると思えるのはパチ屋の行列なのが残念でならない。大きなお世話だろうが未来ある若者がくだらない賭け事にうつつぬかす姿を秋葉原で私は見たくない。秋葉原は風俗の街と共にギャンブルの街となるような大変下品でガラの悪い街になるのだろうか? 

・私はドール趣味があるが、秋葉原はそのドールに関しての店は割かし多くそうした店が辛うじて私を秋葉原に引き留めている。店はラジオ会館にあるボークスアゾン、DOLK 、とD秋葉原の外れにあるDOLKとDollce、ジーストアアキバ4F、SEN。中古ドールショップならドーリーテリア、まんだらけアゾン店に委託されているオビツラジオ会館の裏手に位置するドールディーラーの委託ショップにもなっているのマンガアートこれらの店にはネットやイベントでは見かけないモノがあったり掘り出し物も存在すると。ネットよりも現物を見て購入する私にはこういう実店舗の充実はありがたい。秋葉原で目指す店はこうした店になった。もうフィギュアの店には用は無くなった。

・コロナの声は今の秋葉原には馬の耳に念仏。マスクをしない若者が秋葉原では見かけたりするという。秋葉原はただ若者が練り歩くだけの街になっているのか、土日は人が無駄に多い。何の目的で本当に秋葉原で買いたいものがあるのだろうか? はたや風俗メイドが目当てなのか? 秋葉原到来のおもむきとは何なのか? 秋葉原は観光地とされつつも外国人が来なくなった。しかし見せかけの活気だけはまだある。

秋葉原ヨドバシの存在価値ははPS5を転売するただそれだけの理由で存在している気がする。

秋葉原で一番繁盛してそうなのがラジオ会館。ここだけしか人が入っていない印象。

・言いたいことはもう秋葉原はなんちゃってオタクの街であり、それほど特色が高い街でもなくなった。要するにつまらなくなったということ。これだけはガチ。ただ今の秋葉原が嫌いなのは古いタイプの人間なのだろう。今の秋葉原があるのは若い世代のニーズに応えていった印象がある。買うものはネットであって秋葉原ではない。秋葉原は食べ歩いたり練り歩いて楽しむだけの場所という割り切った、そんなマニアックなモノであふれかえる街なんか別にいらない。何となく友達と歩いてみると楽しくなれる。そんな街でいいんだと。アニメキャラの描かれた紙袋片手に何をそんなに入っているのか不気味なほど大きいリュックサック背負ってアニメのポスターをそこからビームサーベルみたいに突き刺していい年して恥ずかしげもなくアニメキャラのプリントされたシャツを着て額に汗をかきながら「萌えー」と鳴きながらおでん缶をほおばるりながら赤いチェックのシャツにケミカルウォッシュのキレキレにさせて白い靴下見せながらダンロップシューズを履いたあんなオタクがついに滅びた。古いオタクの価値観とやらを変えた。それを可視化されたのが今の秋葉原。あれをみてもうオタクの街とは思えない。かつてのエロゲの看板とやらにノスタルジーを覚えながら今の秋葉原の感想はこのへんで。