寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

かぐや様は告らせたいは不快な個所がある

いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。名をば、さぬきのみやつことなむいひける。

 

好きな学校の教科のなかで一番好きだったのが古典。つぎに体育。かぐや様と聞くと20年前ならば竹取物語を思い浮かべ10年前は蓬莱山輝夜を思い浮かべここ最近はもっぱらかぐや様は告らせたい、である(大塚家具の女社長は割愛)。この漫画については鬼滅の刃と時を同じくして真面目に単行本を買って読んだ作品。けど鬼滅とは違い、ただ人気だから単行本を買ったにすぎない。アニメは見てなかった。だから20日でコレがやるから見てみたが。

アベマでのかぐや1期を一話から一気に見た。正直疲れた。アニメをみるのが何だか辛い。それはストーリーを理解するのがめんどくさくて疲れたからだ。放送の合間にかぐや様のウィキを見ながら「ああそういうキャラの設定か」とバカな頭で理解していきながら見たから尚更疲れた。これはアニメがそれほど思い出深いものではなかったからだろう。幼女戦記はちょくちょく見かえしてここでターニャがなんて喋るかも覚えていたから、それに比べればかぐや様は告らせたいはあまり響いてこなかったのかなと言い方が偉そうで感じが悪い、漫画もアニメも佳作止まりでな気がする。

狂言回しの藤原書記。こいつが絡まないと面白くない。その点藤原書記のキャラクターを楽しむにすぎず私に言わせれば主人公が空気。あとからいろいろ出てくるが会長の妹が若干気になるくらい。ストーリーも天才たちの頭脳戦というわりにはうーん。カイジの限定じゃんけん、Eカード、地下チンチロの心理フェスと比べてしまうとちとお粗末。駆け引きで墓穴を掘るラブコメ特有の面白さは藤原、石上が絡んだほうが面白く当の主人公二人の駆け引きは…うーん。ただ、唇を指で触ってそのお返しに触るというやり方は(10話かぐや様は許したい)相当な表現方法であの場面は数あるラブコメアニメの中でも神回で今後私の脳みそがバカにならない限り覚えていられる。

このアニメが好きかと聞かれたらそうではなくて嫌いかと聞かれたらいや違うと言える私にとっては数ある人気作品で「ああなるほど人気な理由がわかる気がするが、でもそれだけではちょっと足りない気がする」。こう思うのは私が恋愛の駆け引きとがそういうものに面白さを見出せないからだと思う。個人的な事情だが、私は何人かの女性のフラグをへし折ってきた気がする。自惚れとか自慢ではなくてその報いは今なお独身という手前の立場からして十分に負けているから嫉妬されては困る。私は恋愛が好きなくせに恋愛で終わってしまう人間だからだ。あとかぐや様と父親の確執をもうちょい掘り下げてくれなきゃ終盤のシリアスさが成り立ちづらいのでは?

かぐや様は性描写をにおわす箇所がある。未成年のくせして童貞という言葉を作中で発言されるのはいささか品が悪い気がする。その言葉が劣等感に感じるというミスリードでは今でいう未成年がコロナで暇だからパコって妊娠という性概念の希薄さに繋がってしまうのでは。私はどうも未成年がマセたことするのが気持ち悪くて嫌いでね。まあ未成年で性描写を扱ったラブコメが今の人気の秘密ならばトラドラやバカとテストと召喚獣を推す私は老害ということで。ついでに2期の11話もアベマでみたけど中坊がホテルとか言ってんじゃねえよときもちわりーなと。それで石上の暗い過去が今では見事に払しょくされるというカルタシス(石上が好きな子を穢されたくないという気持ちから周囲から悪者になり自分の行いが認められない葛藤に苦しんだが会長に助けられて今は周囲の理解を得られて自分を変えることができたという流れ)だろうか? 正直そこまでに至る描写はえぐくて好きになれない。節操概念はキリスト教原理主義者の私には中学で性行為を働くというストーリーは実に目に染みた。話の作りからあまりにも露骨なやり方でもう少しストーリでの言葉を選んでほしかった。

中学の頃は土手に捨ててあるエロ本を拾って楽しむ。だけどそういうエロ本みたいな内容はいずれ先になり、性行為がしたいというのは後でいいやという大人になってからの楽しみで今は友達の遊んだりゲームしたり勉強したりして忘れていること。私が中坊の頃はこうだったし、女の子と一緒に帰ったり手作りお菓子を貰ったり二人きりで勉強し合ったりした。そこにはオメコしたいという感情はなく、ただ恋愛を楽しんでいた。女の子と一緒にいる。それだけで私は満足していたしそれ以上のことは考え付かず高校ではお互いを理解し合えてからという気持ちで、そうなる前に別れた。私は大学2年まで童貞でした。その分愛しあえたことは・・・

涙が出てきた…思い出すだけで気持ち悪くて鬱になる…

今と昔では価値観が変わったのだろうか。昔の価値観を変えていかない時期に迫られていたとしても、「この」価値観だけは昔のままでよいではないかと、そう思えるいまだに昔のことを引きづっている独身35の夜。