寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

第一二回博麗神社例大祭

今までこのブログで絶対に秘密にしてきたことがありました。全くこんなブログで一言も語らなかった。今年はいつもと違います。

買うほうの側から初めて売るほうの側になりました。つまりサークル初参加したということです。

私は絵はうまくありません。小説も書けません。グッズとか不器用な奴が作れません。ではなぜ、何の目的で今回の例大祭にサークル参加したかというと、それは新譜を出しました。つまり音楽サークルとして初の試みだったのです。ちなみに「クリフ」というペンネームは使っていません。別のペンネームで誰からもわからず潜伏した格好です。

モノとしては私が東方の原曲をピアノで弾いたものをCDに収めたものです。要は東方pianoアレンジCDです。機械で打ち込みなどではなく、生で私が演奏して録音してあるのです。ただの機械的にピアノを弾いたのではなく、私なりにアレンジを加えたりして特徴を出そうとしたりしました。

昔からピアノは弾いていましたが・・・友人のサークルに誘われて合体でサークル参加しましたが、こんなよくわからないブログで本当は言及したくない。なぜなら、伝えることがおこがましいからです。私は目立ちたいとか、自己顕示欲を満たしたいとかで、自分の才能みたいなのをこれ見よがしに他者に見せようとする行為は大嫌いでした。それで評価をされるなんて本当に気持ち悪い。それに私なんかに誰も関心なんて持とうとしない。一人孤独が好きだから、私の中でひっそりとそんなことはやりたいからです。だから心許せる方にしかそんな目立とうとする行為はしてきませんでした。そんな偏屈な性格のせいで昔やってた音楽バンドを自ら辞めてしまったくらいです。

まぁ、ピアノが弾けるというのは私にとって正直自慢にしたくないのですが。なぜなら昔嫌なことがあったからです。それについて詳しく説明はしたくありません。

ではなぜ今回そんなサークル活動を始めたかというと友人に強くすすめられたからです。友人のサイトに私の演奏した東方アレンジ曲をアップしたところ好評だったようです。今でも信じられませんが、それで私は嫌々ながら参加しました。「こいつなら金取られて騙されても本望だ」と言えるくらいのたった一人の友人です。そうでなければ私はこんな自己顕示欲を満たそうとするような行為は門前払いしてました。CDは友人がすべて録音してくれたり焼いてくれたりしました。ジャケットも私の画力に及ばないほどの素敵な絵を描いてくれたそうです。会場で出すために値段について友人から聞かれたら私は即答「ダダでいい、むしろ貰って頂けたらこちらが金を差し出すくらいだ」とまぁそれは冗談にしても新譜0円は最初から決めていました。なぜ0円なのかと聞かれたら、「金をとるほどの価値のない物ではないか」と私が思っていたからです。何もそんな卑屈になるなと思って頂ければ幸いですが、友人のおまけで出しているので、それに自分からお金を頂くほどの自信が全くなかったです。しかし、この私の作品を作ってくれた友人はそれなりに費用がかかってる。だから0円は友人に対して申し訳ない。300円にしました。

例大祭当日いつもと違う時間にビックサイトに到着。スペース設営は友人任せで私はぼけーとしてました。慣れないことして体調が悪かったから。私なんかの作品なんて正直売れるわけないと思った。友人のサイトで告知されたぐらいで私の作品はなんかよくわからない得体のしれないもの。それなのに・・・

午前中で私の東方pianoアレンジCDは完売してしまいました。

自慢とか凄いとか嘘つけ馬鹿と思ってもらっても結構です…。正直ドン引きしました。友人のサイトだけでなく、実はようつべにも私の演奏はアップされてましたが、そこから私の作品に興味を持っていただけたみたいでした。完売してしまっても私の作品を求めてきてくださった方に私は涙目になって土下座したいくらいに本当に申し訳ないごめんなさいと必死でした。私みたいなのが…なんでこんなに私の予想外のことが起きてしまったのか頭が真っ白でした。友人は私の才能を褒めてくれましたが、それが物凄く恥ずかしくなり気分が悪くなりました。変な話吐きそうで。嬉しさと驚きと、あとなんかの感情がこみ上げてきて。どうしてこんなに私の作品が売れたのか神に問いかけたいほどだった。

あとはもう言いたいことはありません。私の作品を手に取って頂いた方々に深々頭を下げて深々とお礼の言葉を申し上げます。そして会場に来てくださったにも関わらず、完売で渡せなかった方々には慙愧の念に堪えません。本当にごめんなさい。

私の我儘をどうか受け入れてください。もうこういった活動はこれが最初で最後かと思います。何故なのかはこれは私の我儘ですから。やはり私はひっそりと一人でピアノを弾いているのが性に合っているのです。誰かに聴いてほしいといった自己顕示欲はやはり私の中では苦痛であり、まして交流とかはできません。昔それで嫌なことがあったから、もうピアノを通じて他者と関わったりするのはもう、ダメです私は。

友人がもっと自分に自信をもったらいいのにと言ってくれましたが、貴方の言葉でも私を変えることは出来ません。例大祭が終わる時間に。私は友人にこう言いました。

「心配はいらないよ。わたしはお金や名誉のためにサークル活動なんかつづけたいわけじゃない。ただ私だけが楽しければいいんだよ」。