寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

東方の何がよかったのか

今日、秋葉原方面に向かうあてがあったから秋葉原に立ち寄った。ていうか、風がめっちゃ寒かった。ああ、秋葉原も平日はスーツ着たリーマン歩いてるよな。あいつら仕事とか大変なのかなぁ・・・とか考えながらの散策。思えば秋葉原も年をとるにつれて魅力みたいなものを見出せなくなった。昔は変なのとかいたよな。フェチさんとか(笑)。あの人の度胸は今でも手本としているから、私は人前では物おじしませんよ。だからプリキュアのカード貰いたくて「ハピネスちゅうにゅう」と店員も周りの客も関係なしに言えたりするんだよ
※注 実際は合言葉を言えば貰えるプリキュアカードは小学生の子を対象としているため私がやっても店員に断られてた。コノヤロウ。

メロンブックスへ行く。ああ、平日は空いていて快適だね。これがコミケ後だと・・・。特に買いたいものがなかったから次にとらのあなへ。特に買いたいものなかったからホワキャン…定休日かよ。じゃあまんだらけは階段上るのメンドイ。じゃああとどこ行けばいいんだよとぶらぶらして何となく入った某店舗で「おお、ここにあったか」と思い買ったのがこちら↓




でっ、でたー、ブログ主の好きなアレ。一応説明するとキューズQの悪魔の妹フランドール・スカーレットのフィギュアです。私も東方が好きだからフィギュアも持ってるけど、グリフォンがやっぱ多いよね(やっぱというのは、昔は正規の東方フィギュアはグリフォンエンタープライズぐらいしかなかった)。実はこのフィギュア、前々から欲しかったけどいろいろあって買いそびれ、とらのあなのホムペ見たら在庫あると分かって買おうとしたら切らしてやんの(笑)。ムカついたからそれ以来フランちゃんフィギュアのことなど忘れていた。そんな忘却を振り払う今回の再会?(ちなみに私はセゴ(開封された中古)のフィギュアはよっぽどのことがない限り買いません。前の所持者が精液ぶっかけたなんたらいたとなるとなんか嫌でフィギュアに処女厨みたいな思想持ってるのであしからず)
帰って買った妹様をよく見る。あれっ、店内で見た時よりもなんかかわいく見える。・・・キモいな俺。
ところでなんで私は東方が好きなんだと疑問に思った。「はぁ?」、今更白々しいとかという突っ込みはあるかもしれないけど割かし何でなのかなと思った。そもそもアニメ好きで見てる人とかは何でソレを見てるの? それはキャラが可愛かったり、ストーリーが面白かったりするからだという理由がありそうだが、アニメ好きな人がそんな魅力を不特定多数の誰かに進めても共感を得られるかははなはだ疑問である。自分が好きだからって万民が好きであるということはあり得ないからだ。だったらアニメ好きの人は、何故アニメが好きになったのか根本的なものは何なんだと。その人じゃないと分からない何・か・があったからだろう。
さて、私が東方を好きになったのはなんだったのか? 確か・・・私はキャラが面白いとか、ゲームが面白いからとかで東方を好きになったのではない気がする。ニコニコ黎明期に東方動画(魔理沙は大変なものを以下略など)を見て好きになったわけでもない。じゃあなんだ?
結論を言うとゲームにおけるサウンド。つまり音楽である。ああ、確かにそれが東方の音楽は楽曲的に優れているから好きになったはずだ。それともう一つ。いかにも丸っこくて線がやわらかで小さくて可愛らしさを感じる古き良き萌え要素的なZUN絵だ。
それらから東方のアリスが好きになったりしたんだ。それなのに今頃に「東方が好きなんだっけ?」と白痴を垂れる。多分こういう疑問を持ったのは今の東方を好きでない表れなのかもしれない。今回東方フィギュアを買ったのは「それ」に対する無意識の反対姿勢みたいなものだと。「あれほど好きだった東方を忘れるな」ともう一人の自分が心の中で叫んだんだろうとマジでそう思っている。
今の東方は昔に比べたら魅力的ではありません。音楽もキャラも。こればかりはどうしてだと言いずらいのですが、ホント単に「魅力的」に見えないのです。こうした思いを自分が感じたのは確か星蓮船だったな。UFOとか出てくるオーバーテクノロジーというネタと法界とか寺という古めかしいものとの二つの関係があまりにも錯誤的かつ似つかわしくなくてストーリーが好きになれなかった。それよりも音楽が好きになれない。「感情の摩天楼」は東方楽曲の中でも人気なのだが、音楽の通信簿5の私から言わせると(大変イヤミなのをネタ的に言うまで)あれは簡単に言うと、くどいくらいやかましく落ち着きがないだけでした。唯一良曲と言えたのが「春の湊に」。プレイしている情景が伝わってくるようで、これは標題音楽としても優れていると思う。キャラがいまいちだな。「ナズーリン」しか魅力的でない。ただ、魔理沙のコスチュームはあか抜けていると思う。
神霊廟も最初は期待したけど、あれゲームとしてはムズすぎ。弾幕よけれねーよ。別にゲームはいいんだが、音楽が総じて良くないと思う。永夜抄と比べたら吹いて吹き飛ぶレベルとしか思えなかった。物部布都はデザイン的に私のツボだが「大神神話伝」ではっきり言える。今までで聴いたなかでメロディーラインが単調も単調で、東方の曲聞いてムカついてきたのはコレが初めて。唯一良曲と言えたのが「デザイアドライブ(トランスの味が出ている)」、「聖徳伝説(サビが終わるところの落調がよい)」だけであとは本当に「ZUN氏の作品なのか?」と失礼ながら頭を抱えた、マジで・・・。キャラは清楚なのかチーママ感漂うのか大人な魅力がグーな「霍青娥」と公家風なコスとポニーテールが魅力の「物部布都」だけであとは何の魅力もない。それでも神霊廟は古代日本史が元ネタな点が歴史好きな私の好奇心に触れたのだが、いかんせんゲームがムズイのはいいとして、ストーリーが安直すぎる。古代日本史の教養をもっと絡ませてくれればよかった(その辺は同人誌で私が素晴らしいと思えるものがあった)。
だが、東方輝針城は本当にこの作品のファンには申し訳ないが、私の個人的なブログなのであえて正直に言わせてもらう。石原慎太郎の言葉を借りるなら、「紅魔、妖々夢永夜抄風神録に比べたら輝針城なんかゲロ」。ストーリー性がない。音楽が全東方作品の中ですべてが最低でただ唯一の良曲がなく、駄曲ばかり。キャラに個性がない、可愛さを感じない。正直キモいし、名前もいまだ覚えられないし、覚えようとしない。ストーリー、音楽、キャラと三重苦で東方原作でこれほどミゼラブルを感じたことは余りにも傷懐。あまり言いたくないんだけど…
これって本当に東方原作なのか?
私の大きな勘違いであってほしい。それまでの作品もいまいちながら、どこか見出せるモノがあったが、この輝針城に至っては、なんか本家を装った悪質な悪戯な作品だと。もちろんこんなこと言う私も悪質だが、そこは自虐だと切り返して、やっぱり納得できるものでない。
そうだ、今まで東方の情報についていくのが面倒臭くなり、東方はもうやり尽した感を感じて熱が冷めかけていたのだが、輝針城を知ってから東方は死んだ、東方はオワコンという感情が芽生えた。それとも私の感性が間違ってきたのか。それなら東方から距離を置く年にもなったんだろうと。あとは東方が好きな人たちで盛り上げてくれと。
それでもまだ今日のようにフィギュアを買うだけの気持ちはあるし、pixivで東方の絵も描いてるようだから、過去の思い出があるから急に東方から離れはしないだろう。
しかしこれだけは言っておこう。もうすぐ私も30だ。30にもなって東方なんて正直どうかなと思う。この年になって私みたいに東方から何も作り出せない人間が東方、東方というのは恥ずかしいし、それに東方はもっと若い人の感性として生きてくものだと思う。東方の担い手は私のような30から中高生に引き継いでいくものだと正直そんな感情を抱いている。
おそらく東方の何が好きだという疑問を感じたのは、繰り返して言うが私が年をとって東方の今の感性に合わなくなってきているのだろう。それが完全に合わなくなった時、私は東方を卒業する。