寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

食品に農薬を混入させるあまりにも愚かな事件について

ようやく逮捕されたそうです。水産大手マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場での農薬を混入した容疑者がテレビのテロップで流れる。こんなことブログでなくTwitterで十分なんですがなにぶんTwitterをしてない、したくないタチなので、しょうがなくまたムカつきながら御託ならべます。
去年の年末だろうか、最初に事件を聞いたとき、従業員の8割方が非正規雇用だということを新聞で目にしたときとっさに判断した。自分が報われないというルサンチマンが屈折した感情を侍らせ、決して超えてはいけない線を感情任せに行ったに過ぎない。内部での犯行としか考えられないとするなら…
自分が労働環境に恵まれてなく、鬱蒼とした人生に嫌気がしたのだろうか?
従業員の誰かが農薬を混入したものだと。
考えてみれば大の大人が手取り14万程度の給料で別に楽しくない仕事なんてやりたいと思うだろうか? 私は考古学者とか学芸員なら手取り9万でも喜んでするが好きでもない仕事で14万しか貰えんなら不貞腐れて仕事なんて辞める。私が仕事してるのは今の職場は給料がいいからだ。それだけの価値で働いているだけで、仕事なんて糞も面白くない。おそらく推測だが、農薬を混入した容疑者も待遇が悪かったり、詰まんない仕事で嫌気がしていたのだろう。だが、しかし…これだけはやってはいけない。
全く無関係な人間を自分の身勝手な行動で傷つけちゃいけない。
人様には迷惑をかけるんじゃない。はっきり言ってぶん殴りたい。わしは前の職場で上司ぶん殴って辞めたくらいだから、本気でぶん殴るぞ。ぶん殴るだけにしておけばいいんだよ。ムカついたらクソ上司だったら(今週の週刊新潮で今回の事件はクソ上司が伏線だという記事があった)傷害で起訴されたほうがマシ。ぶん殴ってクビになって無職になるという恐怖があるなら、我慢して諦めてそこで働くしかないだろ。ぶん殴る勇気がなく、無関係の人に害を振舞う陰湿な勇気はあるというのだから鬼畜だな。
確認して言うが、農薬を入れた食品を食べてしまうその人のことを考えたことがあるのだろうか。
子供のこととか、もうどうでもいいんだろうか。私も感情的なところもあるけど、不満があるならやっぱりぶん殴って路頭に迷ったほうが自分の責任だけで済むのだから、容疑者は社会に対して多大な損害に責任取れるのか? とれないだろ? 後から分かったって遅いんだよ。本来なら農薬混入する前に気づくのに、気づかないのは人間的に欠落した不良人間であり、酌量の余地がない。もういやなところで働く必要がない刑務所で人生を終えてしまえばよい。
ただ・・・
このような事件が起きたのはひとえに本人が悪いのか、社会が悪いのか。「衣食足りて礼節知る」。もう少し待遇が良ければこの容疑者は事件を起こさなかったのだろうか? いや、自分が望んで入社したのにこのザマはやはり本人が悪い。数時間かけて法哲学著書での正義とか平等とかを紐解いてみたが、結局自己中心的なだけだったのではという結論。非正規雇用の待遇改善が叫ばれているが、今回の事件はその声を反映したものではない。「日本の労働環境がクソだったから腹いせに毒を入れた」とは、まず倫理観の欠如が大きすぎるので正義にはなりえないだろう。非正規は確かに肯定されるものではない。だからと言ってこんな事件を起こせば「これだから非正規は」と尊厳を傷つける差別の助長になる方が、劣悪な待遇を同情されるよりも大きくなりそうでやり切れない。だが、
非正規雇用に大反対な私でもこの事件は単に私情であるので、社会の不条理に関しては今回は向き合わないでおく。