寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

馬券の比喩表現

女性歌人、大塚楠緒子が亡くなったときに夏目漱石はその別れとして歌を詠んだのだが、その歌というのが「棺桶にあるだけの菊の花を投げ入れよ」。なんとも荒削りなのか死者に送る歌としてはいささか乱暴な気もするのだが。たしかこの歌・・・ありったけの菊を投げ入れよという無造作な言い方にはとても深い悲しみが込められている。悲しさのあまりに捨て鉢みたな振る舞いをしてるのだ。ただ悲しいという直接表現では安直すぎて深い悲しみを表現できない。ありったけの菊の花と歌っていることから「ありったけの菊の花=最大級の思い」と読み取れ、単に無造作を装った故人に対する深い悲しみが伝わってくる。「棺桶に投げ入れよ」というのは悲しみ衝撃の度合いから無造作な言葉づかいなだけで、そんな深い悲しみを表すメタファーなのである。
「あるだけの 菊投げ入れよ 棺(かん)の中」
これほどの深い歌を出し合いに私の馬券を晒すのは失笑(むしろ穢れる?)ものかもしれないが、私もそんな隠喩を示すような馬券の買い方をすることがある。
あるだけの金額を券売機に投げ捨てた。捨てた金としているも、そう競馬なんて金を捨てるように馬券は買わない。つまりこれは隠喩。金を投げ捨てたというのは、裏を返せば「当たれこの野郎!」なのである(笑)。金を捨てる度胸があるんだから、そんな気持ちに馬券が外れようとも屁でもない。違う。そんな度胸で買った馬券なのだから必ず当たれよ。
意味不明でもいい。
そんな馬券的中の意気込みも浦和競馬では成しえず、本当にお金が交通費だけになりました(笑)。一万ちょいかな、浦和競馬に持ってかれた。みなさんも競馬では努力と結果が伴わない場合があるので、私今度の春の天皇賞でもきおつけたいと思います。さすが前での競馬が断然有利の浦和競馬。前に行く馬を予想るものなんだなと考えさせられる浦和4日目でした。