寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

東方曲の隠れた名曲じゃね?と思う曲

台風がすぎても関東は晴れていても台風が日本にいるというだけで出かけるのを自粛してしまう私は昨日は朝っぱらからピアノ弾いていた。昼間コンビニで飯買ってくる途中運転してた車のハンドルを鍵盤に見立てながらエアピアノやってるくらいの危険運転してた。
しっかしよー、どうやっても弾けない西田敏行の歌の歌詞のような気持ちになる曲があるの。楽譜あっても手が追いつかない。絶対音感がもてるのなら、馬券なんてからっきし当たらなくなってもいい。その曲の名はエニグマティクドール。この曲を耳コピで弾いてみようとしたら無茶すぎてすぐやめた。それでもこれ、ライブハウスで弾ければナウいよ。モテちゃうかもよ(この言葉で曲の価値が崩れたかも)。



ZUN氏作曲の楽曲です。なんだ東方かよ。違うよ、西方だよ。周りを説得しきれない理屈になりそうなので、要するに西方Projectというゲーム「稀翁玉」に登場するミューズというキャラのテーマ曲である。この曲を初めて聴いたのは車の中で(秋葉でCD買ってきて帰りに車の中でというシチュエーション)ちょっとした衝撃でアクセル踏むのを忘れてしまう危険運転。最初のピアノの音色が下降音型だったのが徐々にピッチが上がっていきその後唐突なキーの上がり具合と鋭い上昇モティーフと音を三つにしてたたき込むアクセント。なんだ、この脈絡もない曲のつながりは? ホントこんな曲運転中に初めて聴くと調子狂うよ(笑)。その後の曲の加速的な和音のループがまさに「回転してるかのようだ」という比喩。曲の妖しくもお洒落という感想よりは、まずは落ち着かない曲だ。休むところがありゃしない。これほどの早弾、ピアノなんて俺弾けねーじゃんこんなのー。
まーだから、東方関連の曲は魅力的なんです。東方曲を楽譜にすると無茶苦茶なんだよねぇ。人間が奏でられない曲を、ホント人間の奏でる力を容赦なく無視するZUN氏の曲作りですね。そこに味が出てくる。エニグマティクドールも「謎めいた人形」という訳が物語るとおり私にとって奏でることが謎であり、それが魅力となって写るのです。
エニグマティクドールという曲はほんといい曲です。テンポの速い調べは情熱と聞き取れるが、ここで先に紹介してる動画1ループが終わる1分42秒のピアノの音色に注目する。この音がミステリアスチックで、「エニグマティク=謎めいた」という曲名に大いに賛成する次第なのです。要するに1分42秒のピアノの音色がこの曲を「いい曲」といいたいのであって旋律自体は勢いだけと言ってしまいたいのですがやっぱりそれも魅力あり。東方関連の曲で速いテンポでたたみかけていくのを聴いていて楽しむのにはこのエニグマティクドールはお薦めかと思います。知名度は低いのですが、それ人の判断ですけど何となく悔しい思いも持っています。