寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

東方のフィギュアについてああだこうだ

5月4日に以前欲しがっていた東方の魔理沙のフィギュア買いに行きました。秋葉原へ。「まーた始まった」と政治の問題をニュースで目にしたら私が発する言葉ですが、「まーた始(恥)まった」とばかりにフィギュアです。

去年10月15日に東方オンリーイベ秋季例大祭にてフィギュア制作会社のキューズQというとこから出た霧雨魔理沙のフィギュアのデコマス(要は試作品見本のフィギュアのことを指す)を見に行ったとき「これを買うまでは自殺はできないな」と今日まで生き続けてついに購入して今に至る。私もフィギュアとか買っているからよくわかるけど( ? )、そのフィギュアは東方というキャラのフィギュアの中でも格段に出来がいいと思いました。んで、買ったのがこれなんですが。

 

f:id:kurihu:20180504195113j:plain

 

秋葉原のラジオ館のなかにあるあみあみというフィギュアショップで買いました。私は通常版と違いコースターが付属されている高いほうを買いました。11%off13,380円。化粧箱がよく中身が見える透明プラスチックで見栄えが冴えてるなと第一印象。このフィギュアを買うためにつまらねえ仕事してきたつもりだが・・・。正直当初のワクワク感とは幾分違う。買うまで待っている時間が楽しかっただけで、買った後は目的が達成されたと同時に楽しみは消えてしまったのかもしれない。購入して満足した後に残るのは購入出来て嬉しいという感情ではなかった。・・・もう購入出来てよかったから、これから何を楽しみにして生きていけばいいのだろうか。もう欲しいフィギュアはない。何を楽しみにワクワク時間を待ち続けながら生きていこうかと考えしまうと気持ちはまたつまらない仕事に向いてしまい軽く鬱になるね。

メンドクサイ性格はもうこのくらいに。このフィギュアは出来は大変いいです。東方香霖堂という東方の小説の魔理沙のイラストをフィギュア化したものです。元のイラスト自体可愛らしさというかメランコリックといったほうがいいかもしれません。優しさに包まれるかのような描き方で実にメルヘンチック。そんな小説の挿絵のイラストがフィギュア化してるので買うしかありませんでした。東方のフィギュアではグリフォン(グランドトイズ)がよく知られていますが、もうグリフォンは息してない気がします。かわって東方スケールフィギュアといえばキューズQと今回の魔理沙のフィギュアを作った会社ぐらいしかまともな東方フィギュア出しません(他社も出てるが目立つのはこの会社ぐらい)。出来は何度も言うようにいいです。細かく細部に彫りを入れてくるディティールの抜かりない造形がよくわかる気がします。繊細かつ奥行きも感じさせる本格的なフィギュアだと思います。服装の細かい造りもその塗装と色使いも目に優しく映りふと微笑みを覚えるくらいです。きらびやかさで言えばアルター(フィギュア好きならまず一番といえるデキを誇るフィギュアメーカー)にはかないませんが、その塗り方には魔理沙の愛らしさが存分に見て取れます。若干ロリくさくてもっとマスタースパークをぶっ放しながらオラつきながら箒でかっ飛んでいくスピード感あふれるカッコいい男言葉を使う、敵には容赦なく切れ目鋭く不敵な微笑みを浮かべる厨二気質のメタル調の魔理沙を思い浮かべるのであれば(長い)このフィギュアはやはり愛らしすぎてカッコいい魔理沙をイメージするならば失敗作だと思います。普遍的な価値観を問うならばこのフィギュアの出来は好みが分かれる気がするし、これが東方魔理沙の決定番フィギュアだと言えばそうではないと思う。

ただ、私はロリコンだからこのフィギュアが気に入りました。

若干チークが薄い気がします。キューズQのフィギュアって全体的に塗りが淡いんだよね。私ははっきりとした塗装というか鮮やかに濃い色合いのフィギュアが好きだから、それだけが今回のフィギュアの不満ですが、それを覆い被せるほどに造形からくる雰囲気に満足しています。私のレビューは回りくどいのはごめんね。

あと、後から気づいたことですが13380円を出すのは正直辛いです。そのくらいの金をかけるほどにフィギュアという趣味は金がかかるものだとつくづく思います。働いている独身の私がいうのもアレですが、もう少し値段が何とかならないのでしょうか?

さてさて…東方のフィギュアはプライズがにぎわっているかと思います。Twitterとかでもヤフオクでも東方のフィギュアと検索すればプライズフィギュアがよく目につきます。やはり安さのせいかもしれません。安いからよく目につくのです。はっきり言って1万以上のフィギュアを東方の若いファンは買えるかというと「あ、その値段ならいいです」となる気がします。今の10代の東方ファンはフィギュアというガラではなく専らvocalアレンジとか音系を好みます。フィギュアなんてのは私みたいな古いタイプの趣味なのでしょう。それでもある秋葉原のフィギュアショップの店員に尋ねたところまだまだ東方フィギュアは根強い人気で中古フィギュアの中でも回転がいいと言っていました(ちなみに一番フィギュアの売れ行きがいいのがデレマスらしい)。でも・・・私にはもう東方のフィギュアなんて売れないと作るだけ無駄なのではと。でなければ東方新作の東方天空璋キャラのフィギュアの発表があってもいはずですから。東方でフィギュア会社が出した(ガレキとか個人制作のは除く)一番新しいキャラのスケールフィギュアが今から7年前の東方神霊廟の豊聡耳神子なのですからいかに東方のフィギュアが売れないのか。。。売れるとしても紅魔郷とか妖々夢あたりの初期のキャラのフィギュアとか、それほどまでに東方新作のキャラはフィギュアにするほどの魅力的な価値もないのだろうか? 作らないというのは東方のマーケティングにフィギュアという言葉は不要ということをメーカーは薄々感じているのでしょう。これは東方ファンがフィギュアを不要としているからにすぎません。うん?

東方とは様々な解釈があり、キャラの設定に至っても十人十色です。それを「これが東方のフィギュア」といわれて発表しても「これは東方のキャラじゃない。私の解釈と違う」となります。個々に東方キャラの描き方にそれぞれ固定的ファンが点在するので、普遍的なキャラだと言って固定概念としてしまうのは土台無理な話です。フィギュアは誰もが受け入れるキャラでないと売れません。東方は二次創作があったおかげででかくなったのです。様々な二次創作はそれぞれ個性を持ち個々に受け入れられています。そんな二次創作と一緒なのが東方フィギュアなのです。そのフィギュアという二次創作が好きな東方ファンもいれば嫌いな東方ファンもいるのです。簡単な話です。東方が好きでも東方のフィギュアも好きではない、東方のゲーム性が好き、世界観や物語性が好き、楽曲が好き、キャラが好き、エロが好き。人の好きは何も画一的ではないのです。東方とはジャンルが幅広い。「この東方が好き」という人が「この東方も好きだろう」というのは人の趣向を干渉するおせっかい。私は東方ファンに「私がフィギュア好きなんだからお前ら何でフィギュア買わないの?」とは言いません。むしろ東方にフィギュアが不要だと大多数の声があればそれに従うほどです。

あと要するに東方のフィギュアが高すぎるから売れないのだよ。クオリティさげてもいいからガチャポンレベルのフィギュアでもいいからとにかく安くすれば東方フィギュアも目を向けてるれると思いますが。