寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

博麗神社秋季例大祭(要は東方ジャンル同人イベント)参加

東方projectというジャンルは何がそれがよいのかと問われると答えが難しい。
「好きだから好きなの」とかそんな抽象的すぎる答えしか出来ない。
それをあえて抽象的に好きな理由を応えるならば

東方は美しい虚構

つまり東方の世界観という大雑把に捉えるならば、そこがすごく好きだった。

好き「だった」。最後が過去形なのは最近に限っての話ではない。昔の思い出を引きずって何とか東方ジャンルを好きでいられる現実。最近の東方はあまり好きではないからだ。

だから東方の同人イベントに参加も飽きてきたし、興味もなくなる。しかしけど、これ以上好きだった趣味を減らすのも物寂しい気がする。そんな後ろ髪をひかれて今回はコレに参加した。それともう一つ。pixivで私のつたない絵に対してフォローして頂ける方へ挨拶しようと。ネットで繋がるなら現実でも関わりを持ってみたくもなるし、気になってくる。そうした理由で30歳になって初めての同人イベントに参加することに。30になったらこんなの卒業するとか言ってたのに、これじゃなんの説得力もない嘘つき人間だよなと自分を軽く攻め立てて自虐と諧謔に誤魔化すなれの果て。自分で言うのもなんだが、いつも出だしの文章で薀蓄臭くてたまらん。

さて、今回の東方ジャンルである秋季例大祭。本来は5月に東京ビックサイトで行われる例大祭が東方最大の同人イベントだが、今年はそんな例大祭の名前を使って秋季として例大祭を二度行うことになった。とはいえ、5月の例大祭よりは規模は小さめ。それにこの時期の東方ジャンルは10月の関西最大のイベント紅楼夢と12月の冬コミの間にあってとても難しい谷間の日付開催になっている。紅楼夢からすぐにまた大きなイベントあるから…冬コミ控えているし。私もこれは「見」だと当初は思ったが、仕事の合間に参加しました。何故かは、ゃっぱ東方が好きだからだと思う。

私は何度も言うようだが列に並ぶのは大嫌い。だから列に並ばず10時30分会場の一時間後にビックサイトに着くようにした。案の定列になんて並ばず入れた。でも、舐めてた。中は人がビッシリ詰まっていた。広いホールが狭いほどにそれは人が多かった。谷間のイベントとか、そんなの関係なかった。この時期にこれだけ人を集められる東方は廃れることなく続いているなと半ば感心した。カタログを今回は事前に購入してた。地方競馬で儲けたあぶく銭を財布に入れて何を買おうかと…。

pixivで私と相互お気に入りの方と挨拶やってきました。私がお土産に持ってきた商品券をお渡ししてきました。そんで新刊タダで頂きました。いやそんなギブアンドテイクは…。それとイベントで私が厚かましく頂いてくる色紙も今回ゲットできました。何せ世界で一つしかない私だけの贈り物ですからどんな新刊よりも嬉しさは比べられませんね。正直コレが頂けれるんならもう何もいらないと思えるくらい満足でイベントで最も頂きたいもの。




ある方から色紙にイラストを頂いてきました。有難うございます。これからも応援していきますから、私。


私のために事前にわざわざアリスを描いてくだされましたあのお方。これは嬉しい!! サプライズです。やっぱり私の好きなキャラはアリス・マーガトロイドなんだよな。

pixivで私が描くとっつきずらい世界史の人物画に素敵で教養溢れるコメントを頂けたお方。いろいろお話できて楽しかったです。今度はもっと歴史について語り合いたいですね。イラストを頂きましたが、ご本人様からブログの掲載の許可を頂くのを忘れてしまったので涙を呑むがごとくupしないことにしました。ごめんなさい…。土下座で許して。

サークルさんとの個人的なやり取りはここでは割愛します。結局こういうイベントに嫌々面倒ながらも参加してしまう理由の七、八割がこういう交流だったりするんです。今回もそれが出来て充実しました。なんだ、参加してきてよかったじゃん。やはりこういうイベントでは作者さんとお話したりできるのが何より楽しいですよね。でもあまり長話するとウザがられるし、他の参加者の方にも迷惑なのでほどほどに。でもやっぱ欲しい物買ってそれで終わりでは味気ないです。なにか、こう、「ありがとうございます」「頑張ってください」という声をかけたりしたほうが、作者さんは絶対喜ぶし、そういう作者さんを応援するのは気持ちいいと思うから是非そんなのを誰かに薦めたくなりますね。
とはいえ…東方をダシに馴れ合っているという指摘には口を塞いでしまいます。私は真に東方が好きではなく、交流のために東方を利用している。そういう勘繰りには今回はノーコメント。それでも東方が嫌いになったら交流なんてしないから、ある程度は東方好きでいないとやっていけませんから…。

今回気が付いたこと
・人が多かった。この時期にこれだけ人を集めるイベントを見直した。
・そして圧倒的に若い方が多かった。サークルさんとも話したけれど、やっぱり中高生がよく目につく。
・それは、東方は世代世代に受け継がれてきている。老いて(失礼な言い方だが)東方から興味がなくなっても、その若い世代が繰り上がって東方に興味を持ちだすの繰り返し。だからいつまでたっても一定の勢力を保っている。それと地盤が出来てるね。地元で自民党が強い選挙区みたいに、ファンの下地が見事に出来上がっている。保守的に見ても東方は安定したクオリティを保っている。これが崩れるのはZUN氏が東方から手を引いて原作をつくらなくなった時だね。東方を追いかける大義名分がなくなればあっという間に東方なんぞ廃れるだろう。
・東方vocalアレンジが太鼓の達人に登場。でも私興味ないし、私よりも若い人向けだよね。だから東方は若いファンがなんとも多い。
・要は今の東方は中高生、大学生あたりの若い世代が多くて私みたいな三十路は浮いてるのだろうか? 東方というのは若い方が共感する感性を持つ作品なんだろう。そう感じる。
・コスプレが多かった。クオリティもなかなか。手の込んだ衣装がすごい。あとゴリラみたいな男のコスプレがなかった。野郎のコスプレももう見慣れたもので、ていうか最近の若い男の子は可愛い(!?)
・ステージでライブしてる時、あまりの音の大きさにサークルさんとのお話が困難に。思わず心の中でうるさいと言ってしまった。ごめんなさい。
・「色は匂へど散りぬるを」のライブがよい。やっぱり幽閉サテライトは好きだ。何とも歌詞が見事。でも高い声のところは声出しが大変そうだった。
・企業スペースとサークルスペースとライブスペースの間隔があまり広くなく、窮屈に思えた。もう少し配置に余裕があってもよかったのではと思った。
・フィギュアを6個ぐらい買ってる人見て「金あるな」と思った。「若者の○○離れ」とモノを消費しなくなる若い世代を企業は嘆いているが、好きなものには金使うんだよな。だからあんまりおせっかい焼かないことだな、企業どもは。
・音屋(音楽サークル)が幅を利かせてるね。少ない壁サークルはほとんど音屋で幽閉サテライトとか活気があった。東方は今音楽で新規参入のファンを獲得できてると聞いたけど、正にその通りだと思った。音楽系の島中は盛り上がってたもん。
・そろそろ東方の日常系の話は飽きてきた。もっと原作の教養を織り交ぜたり、現代世相を反映した(日本神話とか社会心理学など)作品とかが出てくればいいのに…。
・また乞食してきた↓

・私の東方好きは惰性で続いている。惰性が止まるときは東方が大衆的に知られてアニメ化したとき。もしくは東方原作が出なくなった時。