寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

毎年してんだからまた行って来い。夏コミ二日目参加

私生活に潤いがなくなりつつある。それも趣味をもってすれば補えるものであり、結局私は参加するんだな、と。

私がコミケに参加してからおそらく九年がたとうとしている。ああ、二十歳のころからあんなと言っては何だが、凄いイベントに参加していたんだな。そりゃ毎年、夏冬と必ず一年で二回は参加したりはしなかったけど、一年で必ず一回は参加してたよな、プッ。何がそんなに面白いのかと言えば、これもひとえにコミケとは一言では語れない二言三言以上に語れる魅力があるからです。それは何なのかは私は野暮であるため詳しく話しません。だから、ちょっと心に引っ掛かったならば「百聞は一見に如かず」とコミケに実際参加して見ないとことの良し悪しはどうあれ、コミケの漠然としたイメージからの脱却は無理でしょう。
私が最初にコミケに参加した理由は、単に物見遊山でした。今となっては大変失礼極まりないことですが、正直に申しますと「コミケに参加してる気持ち悪い人間をからかってやろう」だったのです。それで冷やかし程度でした。ホント今となっては自分の性格の悪さが浮き彫りでした。これはいくらでも批判されてもよろしいことです。それで初のコミケ参加はあまりの人の多さに、この世のものとは思えないと本当に身の危険を感じましたし、人混みを見た途端酔いました。お昼頃でしたが、会場内には入らなかった、入れなかった、あまりの凄まじさに。その時の記憶が今なお鮮明であり、今聞かれるコミケの誇張した表現はあながちウソではない。あまりにも危険極まりないイベントです。初めてのコミケは散々でしたが、しかしそれも年と回を重ねるごとに慣れました、いや、いまだ慣れません。むしろ年をとって苦手になりそうでしょうか…。



↑これが現存する私が参加して使った最古のカタログ。それ以前のものは、ないっ!

実は若いころは(とはいっても24、5、3の頃)毎年コミケの日が待ち遠しかった。しかしワシ今年で30だよ。20代と30って明確な壁として、世代として存在するもので、それはもはや自分の好きなことだけしてきた20代からの卒業を意味すると思う。仕事に家庭に特に家庭では結婚して子供を育てていくうちでもっとも頑張らないといけない年代だと思う。それを自分の勝手気ままな趣味を続けていくことえの後ろめたさ、罪悪感。むろん結婚していなくて子供いなければ関係ないだろうとしても、それは日本社会全体から見て「いつまでも子供のままの大人」というイメージだと思う。結婚したくてもできないのは今の世の常なのかもしれないけど、少子化の余波を手伝っている30代未婚は同調圧力でもなんでもなく、つねに原点にさかのぼって考え、現代という時代の全体をアクチュアルにとらえようとするならば異質なのだという思いだ。こんなの私に対して「そうに言うな」で済ましては、物言えぬ、それこそ同調圧力になってしまうので、ブーメランを覚悟で言っておく。

下らない屁理屈は品位を落とすので(別に落ちてもいいしそんなのあるのか?)これくらいにして、流石に30になってコミケに買って終わるような感じで参加するのはもういいかなと考えたのは27歳あたりの頃かな。仕事とかで忙しいというのもあるけど、もう楽しんだんだから十分だという思い。私の友人も30になったらコミケいかないかもと言っていた。何故?と聞いたら「イイ大人なんだし・・・」だった。やっぱり。だから去年の夏コミは楽しくなかったんだ、そんな思いが私にもあったから。

だから今年が最後のコミケになるのか…。冬コミの時は30だから。あんだけ楽しかったコミケも感性の変わり目は存在する。猿のように金を賭けてた競馬を止めれたんだからあながち嘘ではない。さて、今年も2400円のカタログを買わずして、サークルチェックもしないで今年の夏コミに参加してきた。

東京はホント人とモノが一極に集まってくる。それを具現化してるのがコミケ。よくもまあこんなに賑わうなと。8時に起きて「あーコミケめんどくせー」という自虐。それでもpixivでフォロー頂いてる方、昔からのファンである作者の方に挨拶という気持ちは一貫していた。よくコミケで買わなくてもネットやショップで買えるじゃないかという声をたまに見かけるが、わかってねぇなぁ。そんなんじゃただ八百屋に大根買って終わりの主婦と一緒じゃないか。それをコミケと一緒にすんな。コミケとは売り手の買い手の交流だよ。「この大根おいしいね、生産者の何々さんはホント素敵」といちいちチェッカーに感想言いながらレジ通す主婦なんていないだろ(けど農協の直売所はそれはあるだろう)。それと同じでコミケで品物買ってハイ終わりっていうのはコミケの半分以上の魅力を自ら削っている。なんだ、コミュ障か。大手でも人が空きはじめたころに作者さんに「応援してます」といってあげるのがとても楽しいことだと思いますよ。だからコミケなんて行かなくても他で買える、辛い思いしてまで買うほどのことではないと言ってる方は好きになれません…。

私は並ぶのが大嫌いです。だから今回も正午前に到着するように逆算して家を出た。そしてついた時の光景は流石コミケ。でも曇り空のコミケは日差しがなくて暑くない。でも湿度が酷い。


この象徴的な逆三角形の建造物。これをみて爽やかな期待に満ち溢れるんだよな。そんで肝心の目当ては東方。もうこれについては何も言うことないですね。最近、東方に興味が薄れてきました。あとは私より東方に愛情を示していただける方々に東方の未来を盛り上げてもらいたいです、ハイ。うん、今年は空いてる。そんな説得力なさそうな言葉の意味には9年間コミケに参加してきたこっちとしてはたとえ11時40分ごろの会場に過去を比較しても空いている。私が冗談ではなくヤバいと思ったのは東方星蓮船が出たときの夏。あれは非道。東方のスペースがある東456ホールに行く。あーでも若い人多い。大学生高校あたりだなみんな。若くて羨ましい。

とりあえず大手並んだ。部屋の模様替えのためにタペストリー買うため。そしたらうはー、ちょうど私が最後の一個買って売り切れ。どうせ売り切れるだろうと期待しないで並んでたらコレ。運いいね。


東方は音屋が壁多いな。今の東方ってvocalアレンジが人気なのか? 私も東方の話題追いかけるのは3年前から止まってるから。そんで今回アレンジCD買った。


以前持ってたんだけど俺が知り合いにくれちった。あんまりにもいいアレンジすぎて。あとでまた買おうとしたらどこにも売ってなくて今回の購入。右のジャケットに収められてる「おてんば恋娘」のアレンジは珠玉。素晴らしい。

あんま手に入れたお品をアップとか野暮ったくてしないのですけど、どんなの俺が買ってるのか参考程度に不需要ながらもやってみた。あとのコミケの流れは個人的な交流目的なのでここではあえてそれを言いません。個人的ですから。

今回のコミケの経費(食事交通費込) ¥33,000

さて今回のコミケは曇りながらも強い日差しに蝕まれることなく体力的に余裕が持てたかと。でもやはり終わりころには疲れてきて地べたに座りだします。昔を語れば、よくもあんな暑い中並んでいられるのかと。クレイジーというか、日本人って我慢強いんだね。だから戦後復興とか、震災にあっても心が折れないんだよね。それこそが日本人の根幹をなす国民性であるから、我慢は絶えれば好転するもの。好きなものを求めて苦労したときに手に入れるその嬉しさは大変よくわかります。私も二時間半並んでたりしましたから。

・・・このブログを書いている間も、もうコミケには参加しないという思いだった。ねちねちした文章を読み返して、参加するとしたら余程のことがない限り。あとは東方のイベントに顔出す程度。その理由は30歳のくだりの通り。私もアニメとかもうオタクの話題に付き合うのも飽きてしまいました。これも仕方がない。もともと私は飽きっぽい性格だから。けれど趣味の一つが消えるのもさみしいものですね。だからこのブログの言いたいことも嘘になるでしょう。嘘つきなところも性格ですから。ああ、それとやっぱりこう思う。

退屈な日常から脱却したいと思ったらコミケに行って見るといいかもしれない。つまらない日常、平凡な日常に一日ぐらいは変な一日があったほうが人生は退屈しない。

あと俺が東方キャラのコスプレしたら可愛いぞ。誰かやらせろ。