寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

辞められる覚悟と死ぬ覚悟は常に持っている

転職から今の職場に来て3年7か月になってる。何で以前の仕事を辞めたのかというのは察して頂きたいが、今の仕事は以前の仕事よりいいです。販売の仕事はバイトはいいけど社員として働くのには頭よりも体力が要ります。私はそれがいやだったり、あと販売職って自分を滅していなければいけないんです。素を出すのが禁じられてるんです。客商売だからですけど、感情を振りかざすことはできないので(むしろどの職種でもNGなのだが販売はことのほか、それが殺される)私なんかストレスで押しつぶされそうでした。すぐカーってなって怒るような人間は(要するにガキ)、神経質で激情を内に秘めている私なんかいつかは嫌気がさして下野することは必然でした。販売の何が嫌だというとこちらの正論が通じないんですよ。お客は神だから間違っていてもこちらが謝らなければいけない。私は自分が正しいことを決して曲げない性格だからそれが一番つらかったですね。

今の仕事は経理やっています。販売よりも頭を使うときがありますが、一度仕事を覚えれば間違いを起こさない限り順調に進み仕事は終わります。おかしなことに振り回される必要がなく、そこがとても融通が利いていて逞しい。私はこう見えて数とか強いんですよ。今でも大学入試の数学問題集を買って暇なときに解いていたり頭にグリスを塗るがごとく柔軟にしておいています。あと、きちんと休みがあるのがいいです。年末年始とか販売だとカキイレドキですから休めません。だからコミケとか参加できませんよね。その点12月29日から来年7日まで休みがあるのは、実はこれが私が待遇で一番望むことです。あと残業があまりないのもいい。販売は10時間とか休日でも自発的に出勤とか労働概念を覆すようなことばかりしてます(この傾向は大手に多い)。バカジャネーノ。人間8時間以上働くことは基本やめさせたほうがいいです。それができないのは会社が儲けつくな考えだからです。どんな職種でも絶対8時間以内で労働は収まります(私の自主論理的考察ではあるが)。嘘だと言ったら私をぶん殴ってください。

それでも仕事とは飽きるものです。どんな楽しいゲームソフトも毎日10年も遊ぶなんてできませんよね。それなのに仕事は毎日同じことを繰り返している。以前テレビで「働いたら負け」だといったニートが大変有名ですが、あんなのはくちごしゃ垂れてるだけで深みがありません。それよりもその別のニートが語った「一番思うことは決まった時間に朝起きて、決まった時間に飯食って、決まった時間に帰ってきて、決まった時間に寝る・・・それを毎日続けるじゃないですか。まあ当たり前っちゃ当たり前ですけど、僕らそのような概念ないんで・・・」というほうが物事の本質をよく捉えているまさに宮台真司氏の「終わりなき日常」です。別に楽しくないことを40年繰り返せるバイタリティーをどう養えばいいのか? いつもどこかで飽きたり、嫌気がして、苦痛でやめてしまうかもしれない。ではそれをごまかすのは何か? その仕事をしているという誇り、プライドがモチベーションになると言えるかもしれませんが、私の場合はなりたくてなった仕事ではないのであいにくそういうモノを持ち合わせてはいないだろう。

金です給料ですボーナスです。

私はTOPIX70のどっかの会社に勤めてますが、ボーナスはよかったよ。主任になったのと偽りの好景気でしょうか。だから大手になんか就職するんでしょう。でも、でも社畜として飼いならす我慢料の給料を払っていてもそれでも辞めてしまうこともあるでしょう。現に私は精神病です。いつまたアホするかわかったもんじゃありません。だから私はそれに備えて、いつでも転職できるように資格を取りました。競馬を止めたことはそれに時間を注ぐことができて結果的に好判断だったと思います。でも俺みたいな持病がやっていい職業なのかどうなんでしょう? 宅建とか行政書士とか大学の頃にとった資格は無駄です。だいいち門戸がないので無用の長物。

そして、いやでも働かなければならない理由が生きるためです。そう、結局は金。企業が金を出すから私たちは企業に頭が上がらないのかもしれません。それすなわち、人の生死を企業が握っているというとても恐ろしいことです。無常。だからといってそれがいやでも国に食わしてもらうという行為は私のプライドが許さない。もし働く場所がなくあてがなくなったら過去の貯金で生きていき、やがて死ぬ。そういう覚悟を私は持っている。むろんこれは不慮の事故も含まれる。玄関から外へ出かけて命を奪われない保証はない。だから常に死ぬ覚悟は持っているべきである。私が職場で冷静でいられるという評価の核心はこの心構えです。死を受け入れる。死んでしまっても悔いを残すくらいなら晴れ晴れと死んでいきたいものです。それにいつでも人生辞める覚悟がある。自殺願望ではなく「あさりの精神」と言っておく。

今は仕事が続けられる。それが出来くなったら違う仕事を見つける。それが出来なかったら死ぬ。何も深く考えることはない。

今の代にし楽しくあらば来む生には蟲にも鳥にも我はなりなむ
大伴旅人(万葉集)