寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

今の世の中について

遅ればせながら新年、あけましておめでとうございます。
新しい年が始まると、自ずと畏まってしまいがちになりますでしょうか?
私はいつもと変わらず時を過ぎていけばいいと感じます。

今は記憶に新しい去年の12月は仕事が忙しくて、仕事して寝るというくだらない日常になっていました。それ以前に仕事というウエートを私の人生に占められてしまった一年でもありました。仕事が趣味を奪うわけではないですが、その他の趣味に気を取られることもできず、休みの日は図書館で過ごすだけの週末。東京で一人で暮らすという環境も付随して、人間働くというのは実に大変なことだと今更ながら知ることになったわけです。

そんな去年の年末は・・・確かに私のボーナスは上がった。主任になったからもあるが、これを景気の回復だという確証にはならないと思う。景気がいいのは中産階級(いわば一部上場企業勤めの正社員である世帯主)であり、世はいまだ格差社会である。派遣労働の賃金を考えたことあるか? あれでは男は結婚して子供を養えない。少子化として日本の人口減少は派遣労働の待遇を大幅に改善せぬかぎり必然なのである。
「財閥富を誇れども社稷を思う心なし」
ふと、ある青年将校が胸に刻んだであろう歌詞を振り返る。政治について口出しするのは野暮で嫌いだが、株価が上がっていてもそれで喜んでいる今の政治は好きではない。上のものを喜ばせるのではなく、下の者から豊かにしていき、それで国力を押し上げようという手間を今の政治は嫌う。競争に敗れたものなど庇護する必要はない。庇護してもなんの利益も生まないという冷徹なリアリズムが今の政治。いわば弱者切り捨てである。国民を右傾化させて国内の不満を逸らさせる靖国参拝に私は騙されない。真の豊かさとは非正規雇用が減少した時である。

追記としておくが、消費税8%について。古今東西、古より国の政策を最良とするものは税金を下げることである。これを行えばどんな宰相でもたちまちのうちに歴史に刻まれて大変な評価を受けるものである。3%の増税など金持ちからしたら金魚のフンと思えるだろうが、低所得者にはエンゲル係数のごとく、余剰購買は抑えられ大衆消費が冷え込み、不況の足音が聞こえてきそうでいたたまれない。いかにも下の者の感性、感情を喪失しているお坊ちゃま総理の考えそうなことである。このことは本当に残念でならない。

新年早々聞き苦しい話題をのたまわったが、私が今の政治に言いたいのはこれだけである。あとは機に臨じて変に応じるのみ。

さて、今年も何とか一年を生き抜くだけである。その途中で沸き起こる喜び、悲しみなどはその一年を通してみても些細なものに過ぎないだろう。感情を頼りに一年を生きていくのではなく、一歩足を引いた後から冷静に過ごしていければ良いのではないだろうか。