寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

荒川アンダーザブリッジ

漫画はねー読んでいくべきだねー。何を突然、漫画はねーいい娯楽だよー。そんなことで私が「あ、いいな」みたいなノリで好きな漫画が今回のタイトル。この漫画は一巻の初刊発行が05年だからだいぶ前だけど、今月の7月26日にドラマもやるから紹介がてらちょうどいい(小栗旬の役柄・・・)。
さて、荒川アンダーザブリッジとはイケメン御曹司の主人公がエキセントリックな子供にズボン奪われ橋の上につるされる。それを主人公が取ろうとして荒川に落ちて自称金星人のヒロインに助けられたのが縁で荒川河川敷に暮らすことになる(正確には橋脚に)。そこに住む住人は奇人変人大集合。明らかに女性の人間なのに金星人と言ってる時点で突っ込みたくなるでしょう。私はそこに興味を持ったけど突っ込んだら負けな気がした。なんというか、ある場所を舞台にしてこんなにも個性豊かな仲間たちが繰り広げるドタバタをバックにその空気の中にありながらなんとも純情な恋心が描かれているギャグ、ラブコメ漫画が好きです(ながされて藍蘭島とか)。
この漫画は作者が女性であり、私なりに思うのはそういう女性的なギャグの発想やキャラの価値観が男性が描くそれとはちょっと違った風に見える・・・と思う。男性が気づかないような発想とストーリーが含まれているような気がして、そこが楽しい。まぁ、単に私が思ってることなのであくまでも私なりにね。
好きなシーン
主人公とヒロインがデートするさい、主人公が用意したドレスをヒロインが見事に着こなしている描写から、今までのヒロインの行動、言動からは意外性に写るそのギャップ。※単行本 二巻31話 河口へ
ヒロインのドレス姿の絵にはドキッとしました。この場面でこの漫画の謎を意味深に物語ることになっているかと。
好きなギャグシーン
主人公の居住区に出入りしてたヒロインをファンシーな頭をした主人公のライバル兼悪友?が目撃して主人公にどういう関係か問いつめる。主人公がそれは誤解だとしてファンシー頭は納得する。その際、ファンシー頭がヒロインに手を出していない主人公にふとした疑問を投げかける。
「お前ってよ・・・ホモ・・・?」単行本 二巻27話 漢の友情
ホモというセリフから伝わる2人の間の独特な空気。そしてホモと言われた時の主人公の切り返しのセリフ。どう突っ込んだらいいのか迷う問いかけに主人公の言ったセリフはそんなのがあるのかと妙に納得しました。
さて、私がこの漫画を説明するにもその意思が伝わらなかったのなら実際手にとってみよと結局それになる。登場するキャラは変だし非日常的ですが、もしもだよ、このギャグが今の社会にちょっとでも感化できる心の余裕? みたいなのがあればとふと思った。そんなのフィクションだから面白いのであって現実とは一緒にできないだろうが。でも、現実って辛いことあったりするから・・ついこんなギャグが現実に起こりうれば面白いのに。私が漫画を読む理由の一つに漫画には現実では体現できないトコロが惹かれるんですねえ。



荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)