寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

食卓を彩る世界一の陶器

はい、今日ちょっとサントリー美術館へ行って来ました。はい、今週の日経の新聞(いつの新聞だっけ?)の終面に「マイセン陶器の300年展」なるものが開催されてあると掲載されてるならば、私は常々マイセンの陶器は世界一、ベネチアグラスは世界一とおもってますので是非とも見に行きたい衝動に駆られたのです。マイセンの陶器とは私の説明よりも「マイセン」と検索してください(うまく説明できそうにないから丸投げ)。
ヨーロッパの器の中ではことに美しい白い肌。これこそがマイセン陶器の魅力です。私はマイセンの魅力とはと聞かれたらこれだけはいいたい。それと東洋の陶器に影響を受けた初期のマイセンの陶器はどことなくエキゾチック(?)な印象がたまりません。場所は六本木なのでオタくさい格好では場所が場所だけに浮いてしまうのでそれなりに高い服(自分としては)を着ていきました。そして・・・
なんとも華やかな宮廷文化だったことか、見にいって感動しました。なんでも簡単に感動したといってしまうんですが感動しました。とーぜん展覧会図録は買いました。これであの素敵な陶器がまた思い出せる。ティーカップは6万以上とか欲しくてもムリダス(笑)。私に「どんなんだった?」とあれば「とにかく行ってこい」というのは美術は説明するより「百聞は一見にしかず」ではと。語ることでわかってしまっては実にもったいないと思ってるんです、ハイ。
まーでも今回このなかでも一際異彩に写っていた作品が一つありました。じゃあそれを紹介するということで・・・
市民階級の台頭と万国博覧会と題された展示室に「ブラウンスドルフ様式バラ文瓶」という花瓶がありましてね。これが凄かったんです。印象派の影響でしょうか、自然主義的なバラの花が黒い漆にあるんですがね。これが奥行きある黒漆にバラが浮かんでいるように見えるんですよ。もうなんだこの描法はと。周りの方たちも「浮いて見えると」口をそろえていってました。今回はこの作品に驚かせられるとは。驚かせられる作品が白い肌のマイセン陶器でなかったのがなんとも面白い。
ということでこの「マイセン陶器の300年展」は3月6までサントリー美術館で開催されてます。いいな東京とかその近くに住んでる人は・・・茨城からだと遠くてあー