寄らば大樹の・・・どこか2

その日その日感じたことを書いていくみたいな。たまに変なこと書くときもあると思いますが馬鹿だなと思ってスルーして下さい。

東方強化週間3

昨日は眠くなったので東方音楽でこれがいいという紹介が今日にのびました。誰に言ってるんだか。
紹介する曲は原曲であり本ゲームの曲です。アレンジとかを含めません。あと、語るのではなく感じたことを書いていければ。あと勝手な解釈もしていますが。
シンデレラケージ 〜 Kagome-Kagome
東方永夜抄5面の道中の曲は童謡の「カゴメカゴメ」の旋律をアレンジしてありますが、実はこの曲をはじめて聴いたとき驚かされました。考えても見れば日本人になじみ深いメロディーをアレンジしてゲームで使うというのが意表を突くし、そんなの聴いたことなかった。インパクトは私のなかでは最初聴いたときと今でも変わりません。「東方文花帖」というファンブックのなかでZUN氏(もう作者とはいわないでいいや)は曲については「心を揺さぶる物となっているこの童謡のパワーを利用した方がよいと考えた」。童謡にパワーと説くなんて語られたら私は、そういばあのメロディーは日本人の心に深くしみてくるよなぁ、と。それにZUN氏は童謡とかも曲作りで意識してたのが何か他とは違うよなあと感じた。なるほど、古き物に思いを込めて現代でそれを生かしているのかぁ。そう考えてくるとこの曲には日本の昔懐かしき思いでを私たちに思い起こさせたのであると。新しい物ばかり取り入れるだけが新鮮であるとは思わなくなりますね。
幽雅に咲かせ、墨染の桜 〜 Border of Life
西行寺幽々子のテーマであることよりこの曲はまずゲームでの西行寺幽々子という設定を知って、ゲームをしなければこの曲の魅力は意味を成さない。前のブログで書いたように、音楽がゲームを作っているといったあれである。そりゃ東方シリーズ人気投票で最上位にくるよと誰しもが「いい曲」と。ではこの曲の鑑賞ポイントである西行寺幽々子とは、ゲームプレイとこの音楽の相乗効果とは? これは是非とも知り得た上でゲームをプレイした上で。というのは別に説明が面倒ではなく、東方妖々夢を薦めたいからそういうのです。桜は日本の花を越えての象徴的な存在。この普遍的な日本の心をゲームと音楽の融合で物語とするZUN氏の感受性のそれは・・・なんでこうツボを押さえるのがうまいのだろうか。東方妖々夢はこの曲で乗っ取られた。そう思ってしまうほどです。
華のさかづき大江山
東方地霊殿での星熊勇儀の曲。ZUN氏の音楽を聴いてると主張してくる楽器があります。それはラッパとピアノ。氏の音楽としての個性を出すのに欠かせません。東方紅魔郷1面の曲「ほおずきみたいに紅い魂」に始まり、その他の曲でラッパとピアノの音色は大変印象深いのですが、その中でもこの曲が俗にいうZUNペット、ZUNピアノを特に受け継いでいる気がします。曲はどうなんでしょうか、主旋律がみえなく、効果音として曲を聴いてしまう。その点ゲームのBGMだなと妙に納得してしまうのだが、それをただのBGMにはさせないとそれを払拭してしまうほどのトランペットの激しさが際立つ。そこにピアノが入ってきてその後トランペットと掛け合いするのは自由な表現形式でありジャズ的要素が含まれているし、だからノリがいいし屈託がない。同人にしかないだろう自由さは、時として面白い音楽を作り出していて、あなどるなかれ。
稲田姫様に叱られるから
東方風神録での秋穣子の曲。一面の曲ですが一面であっても「あれっ!?この曲・・・」となるから油断できない。秋穣子は豊壌の神であり、だから曲も秋をテーマにしています。曲は1ループが短いながらも、秋といえば日本ならお米の収穫が秋の到来を告げる。収穫の喜びを高らかに表現するこのメロディーは秋という季節の色を物の見事に音楽で奏でている。なんとなくZUN氏の秋の思い入れが伝わってくるようでそれが私の感受性と物の見事にドンピシャだった。また曲名の稲田姫とは何?となり家の民俗辞典を引っぱり出してあぁなるほど。氏の何気なくそういう学問に精通してゲームに出してくる知識の奥深さはゲームや音楽以外でも興味を引かせます。
千年幻想郷 〜 History of the Moon
東方永夜抄での八意永琳の曲。これは最初聴いたとき何も文句は言えなかったですね。まず曲名負けしてるのではというバカな勘ぐりをしたことを反省した。曲の構成が壮大で大河ドラマのテーマ曲に通じる気がする。この曲自体もゲームの設定との融合が重要になる。ゆえにまた東方永夜抄のプレイを薦める訳だ。速いテンポのピアノの音色が月と人々といったフレーズを語りかけ、コーダでのトランペットの高音が物語を語り終えた時、幻想が現実になるのは千年という月日を要してもかないそうにないと思われた。それが人が月にいけたらという幻想がなくなりつつある今、幻想が現実になることは幻想という言葉をなくしてしまい、物語が成立せず物語がない世界などつまらない。私は新たな幻想を見つけ夢をはせたくなるのではなく月になんていけなくてもいい。今まで通りに月は今住んでる場所から見た方が綺麗だからそれだけしてればいい。
・・・あーいざこういうの書くとなるとなかなか大変。書いてるときはその曲を聴きながら書いていて、音楽は語るより感じたことを書くといっておきながらどうなんでしょう。うまく表現できない部分があるので。てか、東方のあの曲を語る前に疲れたのでここでいったん区切ります。続きは明日になりもっと砕けて書いてみるとか。