犯人探しはあえてしません(校長先生風)

昨日なぜ地方自治の本を紹介がてらだらだら書いたのかというと、尖閣諸島の例のアレの映像流失させた奴の特定とかやってるから「そんなことより野球しようぜ」みたいなこの話題を私は避けるという意味で(これから見事に食いつくが笑)今の時事とはわりかしかけ離れいてるであろうあのような事を書いたとか、回りくどい言い方だがこんな世界に信用されない日本の振る舞いよりも私たちは地方自治に目を向けて政治に興味をもつべきだという主張みたいなもんだったんですよ。
さっき世界に信用されないとかいいましたが、尖閣諸島で海上保安庁の船に中国の漁船がぶつかってきた。公務執行妨害で逮捕しても中国との関係の配慮だかしらないが問題の船長をいきなり釈放し、中国漁船横暴の証拠のビデオ流出すると火消しみたいなマネをするちいせぇ政府だからいつまでたっても日本は国際的に確固たる地位を見いだせなくなるのだよ。正直に話せよ。
日本領海の尖閣諸島に領海侵犯した不審船に正当に対処したら無視したので逮捕した。中国が尖閣諸島はこちらのものと言ってきてもそれは中国の言い分に過ぎないし、中国人の船長は実際、海上保安庁の船にぶつかったりしたので公務執行妨害で逮捕するのになんら問題は無いだろう。証拠ならビデオになるがある。
そういってそう貫けばよかった。中国の難癖はホント筋が通らない。しかし、これも外交の駆け引きだろう。日本は中国の計算高い駆け引きに屈してしまった。そうならなければ国際社会は日本を少しは見直していただろう。だが、屈してしまった日本を他国はやっぱり日本は自分の正しい行いを否定してしまうのかと冷ややかな目線だったかもしれない。そう考えるといたたまれない。国際関係に倫理など存在しない。船長を解放しても矛を収めない中国など容易に想像つく。もしかしたらうまく中国を受け流そうと政府の策略だったらそれはそれで考えさせられるのだが評価はしない。
いや、それよりも私がムカつくのは流失したあの映像の出所を探るなんとも悪しき社会主義的な恐ろしさである。流出させた人物を処罰しようものならこの国に信頼を抱かなくなる。流出したのはてめえの不徳が招いた結果だ。両国の関係にひびが入るとか考えるな。事実は事実として国民に公表し中国にも伝える。それが正直で信頼される行為と国民は受け止めるだろうし、中国もこれでキレては国際的に信用を失うと判断しうるせーばーかとしかいわなくなったかもしれない。少なくともビデオを公表する、日本の正義を国際的に認めさせるチャンスというか当然の行為をないがしろにした。ビデオ流失はその国民の不満を代弁し政府に冷や水をかけさせたまことに痛快なできごとだった。
それをそれをメンツを潰されたと感じたのだろうか、自分の対中外交が招いたビデオ流出の経緯を理解しようとせずキレてるように見える政府、正義に難癖をつけようとする低俗な行為。実はこうでしたと正直に話してくれれば不満は持つが怒りは持たなかったのに。
とはいうもの、私なんかは政治家の立場じゃないし何の責任も取らないですむからいいたいこといってるし、そのことで働いている人間だけが分かることだから中国との関係を優先せざる終えない理由もあるだろう。日本の言い分、中国の言い分がある以上ホント偉そうにいったくせに解決は私も分からない。歴史問題のようにふいに忘れかけたり今なおくすぶり続けるわだかまりにこの先もつき合っていかなければならないと思うとあーまたつまんねーこといったなー。でも自虐的な政府の態度にやっぱりムカつくんだよ、あんまこんなこと考えたくねーんだから。